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フーシ派が停戦要求を拒否する中、イエメンで武力衝突が拡大

マアリブで行われたフーシ派戦闘員との戦闘中に、前線で車載武器を撃つイエメン政府軍の兵士。(資料写真:ロイター通信)
マアリブで行われたフーシ派戦闘員との戦闘中に、前線で車載武器を撃つイエメン政府軍の兵士。(資料写真:ロイター通信)
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01 Aug 2021 03:08:44 GMT9
01 Aug 2021 03:08:44 GMT9
  • フーシ派によるマアリブへの攻撃と戦争終結に向けた和平努力の拒否を米国が非難する中、フーシ派は軍事行動を激化させている

サイード・アル・バタティ

アレクサンドリア:フーシ派が敵対行為の停止と和平イニシアチブの受け入れを求める呼びかけを拒否する中、イエメンでは週末に武力衝突が拡大した。

フーシ派は政府支配地域への攻撃を拡大している。マアリブ、ラヒジュ、シャブワ、アル・バイダの各県で政府軍とフーシ派による戦闘が行われ、過去48時間で政府軍の司令官1人を含む数十人の戦闘員が死亡した。

最も激しい戦闘が行われたのはマアリブ県だった。軍はマアリブ市の周辺地域でフーシ派の攻撃を阻止し、アル・ラハバ地区では限定的な戦果を挙げた。

イエメン軍は土曜日、マアリブ市南部の紛争地域でフーシ派との戦闘中に死亡したアバド・アハメド・アル・フライシ・アル・ムラディ准将の死を追悼した。

フーシ派によるマアリブへの攻撃と戦争終結に向けた和平努力の拒否を米国が非難する中、フーシ派は軍事行動を激化させている。

ティム・レンダーキング米国イエメン特使がサウジアラビアを訪問したことについて、米国国務省は金曜日に次のように述べた。「マアリブとイエメン全土で行われている戦闘はイエメンの人々の苦しみを増大させるばかりだ。今回の訪問でレンダーキング氏はこの膠着した戦闘の終結を求めた。また、レンダーキング氏はフーシ派が停戦と政治協議への意味のある関与を拒否し続けていることに懸念を示した」

同じくリヤドを短期訪問し、金曜日に訪問を終えたムイン・シュレイム国連イエメン特使代理は、イエメンとサウジアラビアでの軍事行動を停止し、国連が仲介する和平計画のもとで協議を再開するよう当事者らに求めた。「これは、民間人に対する脅威を減らし、悲惨な人道的状況を改善し、持続可能で包括的かつ公正な和平と、イエメンの和解と復興への道を開くための鍵となる」とシュレイム氏は述べた。

ある専門家は、フーシ派は新たな地域を掌握し、交渉力を高めるために軍事作戦を強化していると指摘する。

「国連や国際社会による取り組みや行動に対し、フーシ派は、さらなる要所を掌握し、そうした事実を突きつけることを目指して(軍事的に)拡大するという反応を見せている」と、アル・マスダル・オンラインの編集者を務めるアリ・アル・ファキ氏はアラブニュースに語った。

戦争終結に向けた外交的努力は、フーシ派が国連やサウジアラビアからの和平提案を拒否し、マーチン・グリフィス前国連イエメン特使や米国特使、オマーンの調停者も拒絶したため、「失望感」を味わったとアル・ファキ氏は述べた。

イエメンの政治アナリスト、サレハ・アル・バイダニ氏は、フーシ派はイエメン北半分の完全な支配権を主張しようとしていると述べ、フーシ派に対して軍事的圧力と国際的な外交的圧力を同時に掛けることで、フーシ派に和平案を受け入れさせ、敵対行為を停止させることができると主張した。

アル・バイダニ氏はアラブニュースに対し、「フーシ派に和平の選択肢を受け入れさせるには、2つの道を同時に行くしかない。1つ目は現地での軍事的圧力、2つ目は非難や声明を超えた本当の国際的圧力を掛けることだ」と述べた。

アナリストによると、フーシ派は、政府が北部最後の主要拠点であるマアリブ市の防衛に集中し、他の県を無防備にして、フーシ派の攻撃に対して脆弱な状態にしていることにもつけ込んでいるという。

アル・ファキ氏は、フーシ派はマアリブ市への攻撃で軍事的な突破口を開くことができなかったため、ラヒジュ、シャブワ、アル・バイダで活動を強化していると述べた。同氏は加えて、フーシ派の軍事施設に対してより激しく統一的な攻撃を行い、資金源を枯渇させることが、フーシ派を和平受け入れに向かわせるのに役立つと述べた。

イエメン情報省次官で政治アナリストのナジーブ・ガラブ氏は、「天からイエメンを支配する命令を受けたと信じるフーシ派のイデオロギー指導者らと、戦争中に私腹を肥やした人々」は、戦争終結に向けたいかなる動きにも抵抗するだろうと述べた。

「フーシ派は、イエメンの平和への道が自らにとって脅威だと確信している。戦争はフーシ派の支配下にある地域でフーシ派による統治を拡大する」とガラブ氏は述べた。

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