
2025年大阪・関西万博を巡り、シンガポールが10日、会場となる大阪市の人工島「夢洲」でパビリオンの建設工事を開始した。約60カ国が自前で整備する「タイプA」方式のパビリオン建設を目指しているが、参加国が着工したのは初めて。
海外パビリオンを巡っては、物価高などの影響で参加国と日本国内の建設業者の契約が難航し、準備の遅れが顕在化している。日本国際博覧会協会によると、タイプAを予定する国のうち、建設業者が決まったのは同日時点で35カ国。着工に必要な手続きを終えたのはシンガポールを含む2カ国にとどまっている。
時事通信