ドーハ:アジアカップのメンバーに三笘薫を選出することは「リスク」だったと、日本の森保一監督は25日に語った。ブライトンのウイングの三笘にまだ出場機会はなく、復帰の予定は立っていない。
日本はカタールで開催されるアジアカップで決勝トーナメントに進出したが、韓国との対戦の可能性があるベスト16では苦戦が予想される。三笘はここまでの3試合すべてを欠場している。
26歳の三笘は、12月21日のクリスタルパレス戦で足首を痛めて以来ピッチを離れている。試合は1-1の引き分けに終わった。
森保監督は、三笘の回復は「予定通り進んでいる」としたが、出場を急かすつもりはないとして、復帰の日程を明言しなかった。
「ケガをした時に様子を聞きましたが、当初はこの先どうなるかわからなかったので、リスクだったかもしれません」と、監督は述べつつ、三笘は「強力な武器」だと評した。
「彼の準備が整うまで使うつもりはありません。3試合目に使いたかったのですが、無理でした」
「徐々に練習量を増やしていますが、無理を言うつもりはありません」
ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、森保監督が三笘を代表に招集したことについて「とても驚いた」と語り、回復には4〜6週間かかるというクラブドクターの所見を明かした。
森保監督は、三笘の負傷についてブライトンとは定期的に連絡を取り合っており、デ・ゼルビカン監督の発言は話題づくりだろうとの考えを示した。
「監督はわざとメディアの前で発言したのだと思います」と、森保監督は述べた。
「彼らとは連絡を取り合っていますし、三笘の最新状況も知らせています」
「コミュニケーション不足ということはないです」
日本は開幕前から優勝の最有力候補と目されていたが、決勝トーナメントまでの道程は平坦ではなかった。
第2戦では2-1でイラクに敗れ、またここまでの3試合すべてで失点を許している。
森保監督は、三笘の出場はチームに「変化と力」をもたらすとしつつ、他の選手たちは十分に彼の穴を埋められると語った。
「相手チームは三笘の実力や評判を知っているので、プレッシャーをかけることができるでしょう」と、彼は述べた。
「それと同時に、僕たちは三笘がいないと勝てないチームではいけないのです」
AFP