












ジェッダ:サウジアラビア・サッカー連盟(SAFF)は1日、「共に成長する」のスローガンの下、FIFAワールドカップ2034の招致活動を正式に開始した。
昨年10月、サウジアラビアはFIFAに正式な意向表明書と宣言を提出する前に、大会招致の意向を表明していた。
キャンペーンは、同国が招致競争に参加する唯一の国となった時点で、形式的なものと分かった。
SAFFは、正式な招致活動の一環として、招致ロゴ、ウェブサイト、そしてサウジアラビアのサッカーへの情熱、精神、多様性を称えるショートフィルムを発表した。
SAFFのヤセル・アール・ミセハル会長は 「我が国のサッカーの成長ストーリーを世界に伝えることは、非常に重要なことです。そして、『共に成長する』は、10年後の大会開催を目指す私たちの姿勢を表す、完璧かつシンプルな表現だと思っています」と語った。
FIFAワールドカップの招致は、同国で起きている急速な変革によって可能になった、とSAFF会長は語った。
「我が国では男女サッカーともに前例のない進歩を遂げており、今回の招致は、この刺激的な成長過程への参加を世界に呼びかけるものです。ジェッダで開催されたFIFAクラブワールドカップ・サウジアラビア2023に100カ国以上の参加者が訪れたことで証明されたように、ともに成長すれば未来は明るいのです」とアール・ミセハル会長は付け加えた。
サウジアラビアは、世界のサッカー界で最も速く、最も刺激的な成長ストーリーの一つとして、招致活動を通じて、同国の急速な変貌とFIFAの花形イベントの開催がもたらすポジティブな影響を同時に把捉しようとしている。
48チームが参加するFIFAワールドカップの初の単独開催国となることを目指すサウジアラビアは、「人が共に成長する」「サッカーが共に成長する」「つながりが共に成長する」の3つを招致活動の柱としている。
過去6年間、サウジアラビアは約40種のスポーツで100以上の国際イベントを開催し、100カ国以上と活発にサッカーパートナーシップを結んでいる。
キャンペーンスローガンは、サウジアラビアと世界各国のサッカーコミュニティとの絆という精神を表現することを目的としている。
招致ロゴは、サッカーと文化の象徴である色とりどりのリボンが絡み合ったもので、サウジアラビアが豊かな伝統を持つ若い国家であることをアピールすることを目的としている。
また、サウジアラビア全土の自然の多様性を反映した5つの色も特徴的だ。すなわち、砂漠の琥珀、オアシスの緑、輝きの赤、豊かなラベンダー色、日の出の黄色の5色だ。
今回の招致のために公開されたショートフィルムは、サウジアラビア全土で撮影され、サウジアラビア社会のあらゆる部分に見られるサッカーへの情熱を探っている。
フィルムでは、複数のサウジアラビア17歳以下女子代表選手や、22歳のサウジアラビア女子代表MFラヤン・ジュハリ選手が出演している。BGMは、サウジアラビアの強力なプラットフォームMDLBEASTが作曲した。
SAFFは最近、FIFAの規定に沿って、サウジアラビアの2034年大会招致を指揮する招致専門チームを発足させた。
このチームの部長であるハマド・アル・バラウィ氏は 「このキャンペーンは、サウジアラビア国民3200万人の希望と夢を原動力としています。私たちの責任は、FIFAに可能な限り最高の招致計画を提出し、我が国の誇りとなり、我が国の招致を支持してくれた世界中の130以上のFIFA加盟協会からの信頼に応えることです」。
招致活動のウェブサイトはSaudi2034bid.com。ファンは、#Saudi2034bidと#GrowingTogetherのハッシュタグを使ってキャンペーンの開始を祝うことができる。