2月24日、初の開催となる「ジャパン・フィルム・デイズ・イン・フジャイラ」が開幕し、フジャイラ商工会議所の劇場でオープニングセレモニーが開かれた。
このイベントは、在ドバイ日本国総領事館とフジャイラ文化メディア機構が共催するもので、フジャイラ社会文化協会、フジャイラ商工会議所が協賛に名を連ねる。
オープニングセレモニーでは、在ドバイ・北部首長国日本総領事である今西淳氏が挨拶し、日本とUAEの強固な外交的・文化的関係を象徴するすばらしいイベントの開催に期待と感謝を言葉を述べた。
イベントにはフジャイラ文化メディア機構のナセル・モハメド・アル・ヤマヒ事務局長、フジャイラ社会文化協会のハレド・アル・ダナニ理事長も出席した。
オープニングセレモニーのあと、日本のプロの奏者による琴の演奏がおこなわれ、続いて日本映画『しゃぼん玉』が上映された。両親に捨てられた悪童の伊豆見が主人公の作品だ。
伊豆見は強盗や通り魔に手を染めた犯罪者で、警察に追われて宮崎県の山中に逃げ込み、成り行きで地元に暮らすある老婆を助けることになる。
2月25日に上映される2本目の映画、『岬のマヨイガ』では、居場所のない10代の少女とひとりの孤児がある風変わりなおばあさんと出会い、海を見下ろす空き家で共同生活を送るようになる。だが、恐ろしい魔物が現れて新居に危険が迫り、彼女たちは力を合わせて立ち向かう。
在ドバイ日本総領事館のある職員は、「フジャイラでは初となる「ジャパン・フィルム・デイズ」の開催を嬉しく思います。フジャイラ市との今後の文化交流の先駆けとなることを願っています」と述べた。