アミン・アッバス

ドバイ： 壮大な歴史ドラマ映画『ナポレオン』が11月22日、ロキシー・シネマ、エンパイア・エンターテインメント、ソニー・ピクチャーズ、アップル・オリジナル・フィルムズらの主催により、ドバイのロキシー・シネマでプレミア上映された。

同映画は、リドリー・スコットが監督・製作、デヴィッド・スカルパが脚本を手がけており、ホアキン・フェニックス演じるフランスの指導者、ナポレオン・ボナパルトの実話に基づいて、彼が権力の座へと上り詰めてゆく様と、ヴァネッサ・カービー演じる皇后ジョゼフィーヌとの関係が描かれている。

デジタル・クリエイターのビビ・ズモット氏は同映画について「ナポレオンが戦いの最中や彼を取り巻く人々との間で経験したあらゆる感情を見たり感じたりすることができ、ナポレオンの生涯をとても素晴らしい映像で体験できる映画だ」と、感想を述べている。

また、映画監督のファイサル・ハシュミ氏も、「『ナポレオン』では、リドリー・スコット監督ならではの素晴らしい演出による戦闘シーンの連続が見どころだ。彼の人生におけるその他の側面は、期待したほどドラマチックで興味をそそられるものではなかったが、とにかくホアキン・フェニックスの演技が素晴らしく、純粋な伝記映画だ」と、述べている。

2020年10月14日、リドリー・スコット監督は、自身が監督を務める『最後の決闘裁判』（2021年）の撮影が終了したその日に、20世紀スタジオでの彼の次回作として『ナポレオン』の制作を発表した。

2022年1月4日、ジョディ・コマーがCOVID-19のパンデミックによるスケジュール変更のため、本作からの降板することを表明し、代わりにヴァネッサ・カービーが出演することとなった。2月には、タハール・ラヒムがポール・バラス役でキャストに追加された。時代考証は『最後の決闘裁判』と同様、歴史家のロリス・シュヴァリエ氏が務めている。

映画『ナポレオン』は、現在中東全域の映画館で上映中である。