
鈴鹿:マックス・フェルスタッペンのF1における記録破りの独占勝利は、日本GPで再開された。
2週間前のオーストラリア・メルボルンGPでの突然の故障による不調は、F1の勝利を独占する彼の、ほんの一瞬の出来事だったようだ。彼は4周目にリアブレーキが炎上してリタイアした。
今回はそのようなことはない。
フェルスタッペンは、ピットストップ後に一時後退した以外は、基本的にスタートからゴールまでリード。その後をレッドブルのチームメイト、セルジオ・ペレス(12.5秒差)とフェラーリのカルロス・サインツが追った。サインツは20秒遅れ。
3度のF1ディフェンディング・チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンは、今季もポイントリーダーであり、2023年シーズン開幕以来、過去26戦中22勝を挙げている。この間に優勝したドライバーは他に2人しかいない。レッドブルのチームメイトであるペレスと、2週間前のオーストラリアGPで優勝したサインツだ。
「とても素晴らしいレースだった」とフェルスタッペンはゴール直後、チームの無線で語った。
アレックス・アルボンとダニエル・リカルドが第2コーナーで接触し、両者がクラッシュ。両ドライバーとも大きなケガはなかったようだ。再スタートは30分遅れで行われた。
レースは、日本列島が桜の季節に突入した晴天の下で行われた。
鈴鹿サーキットは、レッドブルのホンダによって建設された。日本第4の都市である名古屋の南西に位置し、重工業の中心地にある。
フェルスタッペン(26歳)は今週初め、レッドブルを離れてメルセデスに移籍するかもしれないという噂を否定した。
「僕自身は今の状況にとても満足している。そうだね、この状態を維持したい」と語り、彼は早期引退さえほのめかした。
「レッドブルとは28年まで契約がある。それ以降は、まず自分が本当に続けたいのかどうかを確かめたい。僕にとって、それが一番重要なことなんだ」。
AP