
全国知事会長を務める宮城県の村井嘉浩知事は8日の定例記者会見で、47都道府県が持ち回りで開催している国民スポーツ大会(2024年に国民体育大会から改称)について、「個人的な考えとして、廃止も一つの考え方ではないか」と見解を述べた。
大会は1946年に始まり、現在は日本スポーツ協会(JSPO)と文部科学省、開催都道府県が共催。2035年で3巡目に入る。
村井氏は大会について、開催地となる都道府県の財政的な負担が大きいことや、五輪などの国際大会を目指す有力選手が出場しないことなどを指摘。「今と同じやり方を3巡目でもやるのか、立ち止まって考える必要がある」と語った。
全国知事会は現在、各都道府県に大会の在り方に関するアンケート調査を実施。考えを集約した上で、JSPOと共有するとしている。
JIJI Press