
東京:元世界ランキング1位の大坂なおみは13日、テニス連盟から出場許可が下りれば、今年のパリ五輪で「プレーしたい」と語った。
4度のグランドスラムを制した大坂は、現在のオリンピック・サイクルの間に、ビリー・ジーン・キング・カップで、日本代表として2度の出場が義務付けられていたにもかかわらず、出場しなかった為、パリ五輪の出場権を獲得できなかった。
大坂は2021年、延期されていた東京大会の開会式で聖火に火を灯し、3回戦まで進出した。その後母親になり、15ヶ月の出産休暇の後、昨年末にテニス界に復帰した。
日本がBJKカップの決勝トーナメント進出を決めた後、彼女は東京で記者団に対し「許可されれば」パリ五輪に出場するとし「テレビでオリンピックを見て育ったので、オリンピックはスポーツの祭典だと感じていました。みんなをひとつにするものだと思ったし、そこでアスリートとして他のアスリートと交流できることは、私がこれまでしてきたことの中で最も楽しいことのひとつです」と語った。
オリンピックで「プレーできることを願っている」と、26歳の大阪は語った。
「もし出場することになれば、自分自身に対して高い野心を持っているし、本当に良い結果を残してメダルを獲得したいです」と彼女は語った。
大坂の世界ランキングは、復帰後831位から193位まで上昇したが、6大会で準々決勝に進出していない。
大阪は、今後数ヶ月の間に「クレーコートでのフルシーズン、そしておそらくグラスコートでのフルシーズン」をプレーするつもりだとし「クレーコートの大会と、芝コートの大会のどちらかで、とても良い結果を残したいです。正直なところ、試合を重ねるごとに上達していると感じているので、それは可能だと思います」と続けた。
日本はカザフスタンを3-1で下し、史上初のBJKカップ決勝に進出した。大坂は1試合だけ出場し、ユリア・プチンツェワを6-2, 7-6 (7/5)で下し、15本のエースを決めた。
AFP