
ランカスター:日本の笹生優花は、ペンシルバニア州のランカスター・カントリー・クラブで開催された全米女子オープンで、2アンダーパー68をマークし、3打差で2度目の優勝を飾った。
笹生は通算4アンダーの276でフィニッシュし、フィリピン代表として出場したサンフランシスコのオリンピック・クラブでの全米オープン優勝から3年、自身2度目のLPGAツアータイトルを獲得した。
母はフィリピン出身、父は日本出身の笹生は「最高の気分です」と述べた。
「2021年にフィリピン代表として優勝して、母に恩返しができたような気がします。今年は日本代表として、父に恩返しができたと思う」
「同じように両親に恩返しができたというのは、素晴らしい気持ちです」
笹生は、韓国のパク・セリ、チョン・インギに次いで3人目のLPGA初優勝2回メジャータイトルを獲得した選手となり、22歳で全米女子オープンを2度制した最年少選手となった。
笹生は、パー3の6番で4パットのダブルボギーを喫したものの、12番から16番までの5ホールで4つのバーディーを奪い、オーストラリアのミンジー・リーを筆頭とするオーバーナイト・コープリーダーの3人が衰える中、後続を引き離した。
「我慢することを心がけました。このようなメジャーで勝つために必要なことは、プレーパートナーと楽しくプレーし、チャレンジを楽しむことだと思います」
2019年の全英女子オープンでメジャー大会デビュー戦を制した日本の 渋野日向子は、2オーバーの72をマークし、通算1アンダーの279で2位につけた。
渋野はオーバーナイトの首位アンドレア・リー(アメリカ)とアリー・ユーイング(アメリカ)に1打差をつけていた。ユーイングは4アンダーの66、リーは5オーバーの75で首位に立った。
メジャー優勝2回のミンジー・リーは78の悪夢のようなラウンドで283のグループに落ちた。
オーストラリアのリーは、フロント9でフェアウェイを見つけることができなかったにもかかわらず、ターン時点ではまだ2打リードしていた。
しかし、ミスが重なるにつれ、笹生は調子を取り戻し、12番で10フィートのバーディーパットを決め、13番パー5でバーディーを奪って単独トップに立った。
さらに15番と16番でもバーディーを奪い、16番ではパー4のショートホールでグリーンを捉えた。
17番で3パットのボギーを叩いた後も、彼女はドライバーズシートに座り続け、18番ではグリーン手前から見事なチップを決め、2パットのパーで勝利を決定づけた。
「昨日も手前からチップを打ったんだけど、3メートル以上残してしまった。「それができてよかった」
トロフィーの授与式では、涙をこらえながら家族に感謝の言葉を述べた。
「優勝することで、家族やチーム、スポンサーなど、良くも悪くも私を支えてくれた人たちのことを振り返ることができます」と彼女は語った。
アンドレア・リーは、笹生に追いつく最後のチャンスだったが、連続ボギーでプレーを終えた。
「本当によく頑張りました。挽回しようとしたけど、難しかった。今日はベストなプレーができなかった」
2021年のエビアン選手権と2022年の全米オープンでメジャータイトルを獲得したミンジー・リーは、1番で11フィートのバーディーを奪ったが、それが彼女の今日の最後の明るい話題となった。
リーは10番で最初のフェアウェイを捉えたが、3パットのボギー。
笹生が12番でバーディーを奪ったため、首位タイに並ばれてしまった。
「スタートは良かったです。序盤にバーディーを狙えるパットを2つほど外しただけで、そこから吹っ飛んでしまった感じです」
AFP