
東京:「東京ふたりストーリー」と名付けられた東京都の新しい取り組みは、まさにそれだ。「おひとりさま」が当たり前になりつつある日本で、「ふたり」というカップルを生み出そうという試みだ。
恋人探しのための相談や一般的な情報を提供するサイトがネット上にある一方で、出会い系アプリも開発中だ。都は今年後半にも、電話やウェブからアクセスできるアプリを提供したいと考えていると、都の担当者は木曜日に語った。
詳細はまだ決まっていない。東京都は、アプリが運転免許証などの身分証明書、収入を証明する納税記録、結婚の準備ができているという署名入りの書式を要求するとする日本のメディアの報道についてコメントを避けた。
厚生労働省が水曜日に発表したデータによると、日本の出生率が過去最低に落ち込み、また日本では結婚が減少している。昨年は474,717組の結婚があり、2022年の504,930組から減少した一方、出生数は727,277組で、770,759組から減少した。
報道では、アプリが身長、仕事、学歴を尋ねるかもしれないとも言っているが、関係者は何も決まっていないと否定している。
国家レベルでは、政府は深刻な労働力不足を解消するため、子供のいる家庭への現金支給や保育施設の支援を約束している。また、外国人労働者の流入を促すため、長年にわたって移民政策を緩和してきた。
1970年代のいわゆる「ベビーブーム」の時代、日本は年間200万人以上の出生数を記録した。今日、世界中の多くの若者と同様、昔ながらの結婚や子どもを持つことに興味を持つ日本人は少なくなっている。
日本の職場規範は、極端に長時間労働になりがちで、仕事以外で人と会うことがほとんどないという懸念がある。子育てにはお金がかかるという声もある。
東京都はまた、独身者が出会えるイベントや、カップルが結婚に関するカウンセリングを受けられるイベント、恋人たちが初めて出会ったときの話を漫画や歌にできるイベントなどを主催している。
AP