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AIが日本の愛猫たちの健康管理をサポート

2024年5月17日、東京の自宅で、14歳のオス猫「チー」のそばで、技術系スタートアップ企業Carelogyと日本大学の研究者が共同開発した、猫が痛みを感じていることを示すAI駆動型スマートフォンアプリ「CatsMe!」を使う北方真由美さん(57)。REUTERS/Issei Kato
2024年5月17日、東京の自宅で、14歳のオス猫「チー」のそばで、技術系スタートアップ企業Carelogyと日本大学の研究者が共同開発した、猫が痛みを感じていることを示すAI駆動型スマートフォンアプリ「CatsMe!」を使う北方真由美さん(57)。REUTERS/Issei Kato
北方真由美さん(57)は東京都内の自宅で、技術系スタートアップのCarelogyと日本大学の研究者が共同開発した、猫が痛みを感じていることを伝えるとうたうAI駆動型スマートフォンアプリ「CatsMe!」を使用している(2024年5月17日)。REUTERS/Issei Kato
北方真由美さん(57)は東京都内の自宅で、技術系スタートアップのCarelogyと日本大学の研究者が共同開発した、猫が痛みを感じていることを伝えるとうたうAI駆動型スマートフォンアプリ「CatsMe!」を使用している(2024年5月17日)。REUTERS/Issei Kato
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13 Jun 2024 01:06:47 GMT9
13 Jun 2024 01:06:47 GMT9

東京:北方真由美さんは、チーの健康と幸福について心配している。チーはおやつが大好きで、猫じゃらしにちょっと甘えすぎ、ネコ年齢で14歳くらいになるストイックな同居猫だ。

北方さん(57歳)は、長年にわたってペットの猫を飼ってきたが、チーにできるだけ長く生きてもらえるよう、人工知能に目をつけた。

3月、北方さんはCatsMe! により、ストレスの多い動物病院への通院が必要な時期を推測する手間が省けられるようになった。

北方さんはシングルで、成人した息子がいる。「だから、獣医に相談しながらも病院に行く回数を減らせることは、彼にとっても私にとってもとても重要なことなのです」

ペットは世界中の多くの家庭で不可欠な存在だが、日本では高齢化と出生率の低下により、ペットの役割は非常に大きくなっている。日本ペットフード協会の推計によると、昨年、日本では1600万匹近くの犬猫がペットとして飼われており、これは15歳未満の子供の数よりも多い。

テック・スタートアップのCarelogyと日本大学の研究者は、6,000枚の猫の写真で機械学習することでCatsMe!を開発し、昨年の発売以来23万人以上の顧客に利用されている。開発者によれば、その精度は95%以上であり、AIがより多くのネコの顔を機械学習するにつれて、その精度は向上していくという。

日本大学の枝村 一弥教授によれば、彼のような獣医は動物が痛がっているかどうかをある程度見分けることができるが、飼い主にとっては難しい作業だという。

「私たちの統計によると、高齢猫の70%以上が関節炎や痛みを抱えていますが、実際に病院に行くのはそのうちのわずか2%です。最終的な診断というよりは、飼い主に正常かどうかを認識してもらうためのツールとして使っています」

北方さんとチーは東京都心のマンションに住んでおり、5階下の桜並木を見下ろすバルコニーの窓際が猫の昼寝スポットになっている。彼女はチーのトイレの行動を監視し、アプリを使って毎日チーの顔を読み取っている。

北方さんは20代半ばから猫を飼っており、そのうちの一匹である茶色の縞模様のトムのソーランは、6年ほど前に8歳という若さで癌のため亡くなった。

「私が気づいていれば、もっと早く抗がん剤治療とかできたかもしれないし、助かったかもしれないのに、獣医さんにもわからなかったんです」と彼女は目に涙を浮かべた。”私は彼を救えたかもしれない”

ロイター

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