
エルサレム:イスラエルは、北部の国境でレバノンのヒズボラと全面戦争が起こり、イスラエル国内で停電が発生する可能性がある場合、インターネット接続を維持するためにイーロン・マスク氏のスターリンクの利用を検討していると、火曜日の新聞報道が伝えた。
金融日刊紙『カルカリスト』によれば、財務・通信両省は、スターリンクが保有する5000基の低軌道衛星を活用し、非常時における国家当局の安定したデータと情報の流れを確保しようとしているという。
両省はロイターに対し、すぐにはコメントしなかった。
2月、シュロモ・カルヒ通信相は、スペースX社の衛星部門であるスターリンクに、イスラエルとガザ地区での営業を許可した。
イランに支援されたヒズボラは、ハマスによる10月7日の攻撃でガザでの戦争が勃発した直後からイスラエルを攻撃し始め、それ以来数ヶ月間、両者は交戦を続けてきた。ヒズボラは、ガザでの停戦が実現するまで攻撃はやめないとしている。
イスラエル国防大臣のヨアヴ・ガラントは日曜日にワシントンに向かい、ガザ戦争の次の段階と、ヒズボラとの銃撃戦によって紛争が拡大する恐れがあるレバノンとの国境での敵対行為の激化について話し合った。北部での全面戦争は、イスラエルの送電網やその他のインフラへのミサイル攻撃につながる可能性がある。
ロイター