
東京:井上尚弥が、9月に東京・有明アリーナでアイルランドのTJ・ドヘニーと無差別級スーパー・バンタム級世界タイトルの防衛戦を行うことを発表した。
無敗の井上は、5月に東京ドームで行われた最後の試合で、55,000人のファンの前でメキシコのルイス・ネリーをストップした。
この試合は、1990年2月、42勝1敗と劣勢のジェームス・”バスター”・ダグラスが無敗のヘビー級チャンピオン、マイク・タイソンを倒して以来、東京ドームで開催された初のボクシング・カードのヘッドライナーを飾った。
「東京ドームで試合ができたことは、ボクサーとしてのキャリアにおいて特別な試合でした」
27勝0敗(24KO)の戦績を持つ31歳の井上は、2018年から2019年までIBFスーパー・バンタム級世界王座を保持していたドヘニー(26勝4KO20敗)に対して圧倒的な支持を集めるだろう。
37歳のアイルランド人選手は、前回の試合で東京ドームで行われた井上のアンダーカードでフィリピンのブライル・バヤゴスを下している。
「井上はドヘニーは最近本当にいい試合をしてきた」
「彼は私がスパーリングで対戦したボクサーをノックアウトしているし、試合でも結果を残している」
井上は、昨年12月にスーパー・バンタム級の無差別級世界王者になってから初めての防衛戦で、ネリーを相手にその猛烈なパワーを改めて見せつけた。
しかし井上は、オープニング・ラウンドにメキシコ人選手にフローリングで倒され、キャリア初のダウンを喫した。
井上は次のラウンドも立ち上がって相手を倒し、5ラウンドには再びキャンバスに追いやり、6ラウンドには右フックで仕留めた。
井上は、2004年に4つのベルトの時代が始まって以来、異なる2つのウェイトで文句なしの世界チャンピオンになった2人目の男である。アメリカのテレンス・クロフォードが初めて。
武居由樹はアンダーカードで同じ日本人ボクサーの比嘉大吾を相手にバンタム級世界王座の防衛戦を行う。
武居は5月にオーストラリアのジェイソン・モロニーを下してWBOのベルトを獲得している。
AFP