
2004年、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手がタンパベイ・デビルレイズとの試合でウォーミングアップをしているとき、9歳の鈴木誠也は東京ドームのスタンドに座っていた。
メジャーリーグの開幕戦が東京で行われるのは2度目で、鈴木にとってはヤンキースのユニフォームを着たヒーローを見る初めての機会だった。
シカゴ・カブスの鈴木外野手は金曜日に通訳を介して「メジャーリーガーとして日本で開幕戦を迎えることになるとは思ってもみなかった」と語った。
鈴木は松井に続き、2025年のリーグ第6回日本シリーズに復帰する。今永昇太投手とともに、3月18、19日に東京ドームでロサンゼルス・ドジャースと対戦する。
鈴木と今永は、このシリーズが松井のようなインパクトを観客の日本のファンに与えることを願っている。
「本当に楽しみです。日本のファンが楽しんでくれることを期待しています」と今永は通訳を介して語った。「日本のファンの皆さんに恥ずかしくないように準備したいです」
鈴木は2022年にシカゴと5年契約を結ぶまで、日本の日本プロ野球リーグ(NPB)で9シーズンにわたり5度のオールスターに出場した。
今永は、日本で8シーズンNPBのオールスターに2度出場し、今オフにカブスと契約した。今永は、火曜日に行われたオールスター・ゲームにチーム唯一の代表として出場し、1イニングを無失点に抑えた。
日本での長年のプレー経験を持つ鈴木と今永は、他の日本生まれの選手たちとも緊密な絆を築いている。ドジャースの大谷翔平と山本由伸は、彼らがよく知っているペアだ。
「日本人選手同士の対戦は、ここであろうと、あそこであろうと、緊張感があるだろう」と今永は言う。「彼らは楽しむと思うよ」
鈴木は、東京ドームの歓声や楽器の音の大きさを覚えている。ある意味、満員のリグレー・フィールドに匹敵する。彼と今永は、シカゴのチームメイトやカブスのクレイグ・カウンセル監督とこの経験を分かち合うことを楽しみにしている。
「冒険のようなものです。野球は、本当に楽しくて、本当にクールな機会を与えてくれます」
AP