• 「私は今、ヨルダンだけでなく、サウジアラビアやイタリアとも電力リンクプロジェクトを追求することができ、また、追求したいと考えています」とエルシーシ氏は話した。

アラブニュース

ドバイ：エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、サウジアラビア王国とアラブ首長国連邦 （UAE）によるエジプトへの継続的な支援に感謝した。

月曜日に開催された第10回世界政府サミットで主賓として出席したエルシーシ氏は、「エジプトへの投資：民間部門のエンパワーメントとエジプト・ソブリンファンドの役割」と題されたセッションで、ドバイのマディナ・ジュメイラの会議場を埋めた参加者を前に講演した。

エルシーシ氏はサミットに出席した代表団に、エジプトは過去10年間にわたり困難な課題を突き付けられてきたが、今も引き続き困難な時期に直面していると語った。

しかし、エルシーシ氏はサウジアラビアとUAEによるエジプトへの継続的な支援に感謝した。

「UAEとサウジアラビアの兄弟たちの支援がなければ、私たちは安全な場所に渡ることはできなかったでしょう」とエルシーシ氏は述べた。

先週、トルコ南部とシリア北部を襲った壊滅的な地震について、エルシーシ氏は、すでに1億ドル以上の援助を提供しているUAEを称賛した。

しかし、エルシーシ氏は次のように付け加えた。「私は（UAEの）ムハンマド・ビン・ザーイド殿下にシリアへの援助を増やすよう求めました。首長国の市民がそれに腹を立てるとは思いません。それどころか、彼らはそのことを誇りに思うでしょう」

そして、エルシーシ氏は、エジプト政府が電力部門、医療部門、教育部門で直面している問題を概説し、前向きな結果を得るには根気と忍耐が必要であると付け加えた。

「教育部門だけでも2500億ドルが必要です。我々にはこの予算がなく、そのこと自体が課題となっています。教育はより良いエジプトのための長期的な投資です。それは私の息子、私の孫、そしてエジプトのすべての子供たちの権利です。教育は長期的な投資であり、その利益を享受するには14年かかります」

「私は国内のすべての問題を平等に優先しています。エジプトは2011年以降、希望の喪失に直面しました。人々は政府が崩壊すると永久に崩壊したままだと考えますが、神の恵みによってエジプトは回復しました。モスク、教会、インフラを標的にし、さらには一般市民までも標的にしたテロの問題がありました。状況が徐々に良くなった今、私たちは投資を誘致することに集中しなければなりません」

エルシーシ氏は、エジプトに重い代償を払わせたアラブの春を繰り返すことはできないと述べた。アラブの春によって国が被った損害は約4500億ドルだった。

しかし、エルシーシ氏は、エジプト政府は今では、民間人の生活を改善するための取引やパートナーシップに着手できるより良い立場にあると述べた。

「私は今、ヨルダンだけでなく、サウジアラビアやイタリアとも電力リンクプロジェクトを追求することができ、また、追求したいと考えています」とエルシーシ氏は述べた。

エルシーシ氏は、アラブ政府間に意図的な混乱を引き起こす外部の力のために「歴史的な兄弟の絆」が打ち砕かれるべきではないことを出席者とリーダーたちに思い出させた。