東京:日本は亜熱帯の島でマングースを全滅させたと当局が発表した。マングースは狩りのために連れてこられた毒ヘビを無視し、代わりに絶滅の危機に瀕した地元のウサギを捕食したためである。
ユネスコの世界遺産に登録されている奄美大島では、1970年代後半に、噛まれると死に至ることもあるマムシ、ハブの生息数を減らすために、毒に強い捕食動物約30匹が放された。
しかし、ヘビはマングースが好んで眠る夜間に活動することが多く、歯のある哺乳類は地元奄美のウサギに猛烈な食欲を向け、その数を激減させた。
「日中活動するマングースが夜行性のハブヘビと接触することはほとんどなかったと言われています」と地元の関係者はAFPに語った。
マングースは奄美大島ともう1つの島にしか生息しておらず、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
マングースの個体数は2000年までに約1万頭にまで爆発的に増加し、日本の当局は特別に訓練された探知犬を含む駆除プログラムを開始したと伝えられている。
政府は火曜日、島からマングースがいなくなったことを宣言した。このプログラムの開始からほぼ25年、不運な取り組みが始まってから50年近くになる。
「世界自然遺産である奄美の貴重な生態系の保全にとって、これは本当に良いニュースです」と塩田幸一知事は声明で述べた。
「マングースがもたらした在来の生態系への影響と、それを根絶するために必要な努力と費用から、私たちが学ぶべき多くの教訓があります」と述べた。
2023年に国連の委員会が発表したところによると、37,000種以上の外来種が、原産地から遠く離れた場所に定着し、年間4,000億ドル以上の損害と逸失利益をもたらしているという。
AFP