
ニューヨーク:大谷翔平選手は木曜日、初のワールドシリーズ制覇で幕を閉じた歴史的な2024年シーズンを終え、メジャーリーグのナ・リーグ最優秀選手に選出された。
ロサンゼルス・ドジャースに所属する30歳の日本人指名打者は、ロサンゼルス・エンゼルスで2021年と2023年にアメリカン・リーグMVPを受賞して以来、2年連続2度目、4年ぶり3度目のMVP受賞となった。
大谷は通訳を介して、「私はドジャースを代表してこのMVPを受賞しました。完全に全にチームの努力の賜物です。チームメイトのおかげです」と述べた。
大谷は、MLB史上初めて同一シーズンに50本塁打と50盗塁を達成した選手となった。
2024年のAL MVPはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が獲得した。
ジャッジと大谷は、メディアパネルによる投票で満場一致の選出となり、それぞれ30票すべての1位票を獲得した。両MVPが満場一致で選出されたのは、大谷がALで、ロナルド・アクーニャ・ジュニアがNLで受賞した昨年に続いて2度目である。
大谷は、シンシナティで1961年のNL MVP、ボルチモアで1966年のAL MVPを受賞したMLBの伝説的選手フランク・ロビンソンに次いで、MLB史上2人目となる両リーグのMVPを獲得した選手となった。
大谷は、MLBでMVPを獲得した最初の指名打者となった。過去2回は投手と打者の二刀流で受賞したが、今季は怪我の回復のためにマウンドから遠ざかっていた。
2025年に投手として復帰することが目標だと大谷は語った。
「僕のフォーカスは、ただ健康な体に戻り、より強くなってマウンドに戻り、そして自分の力をみんなに見せることです」と大谷は語った。
昨年12月にドジャースと史上最高額の10年総額7億ドルの契約を結んだ大谷は、ワールドシリーズでヤンキースを破りワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
指名打者として初めてMVPを受賞した大谷は、レギュラーシーズン159試合で打率.310、NL最多の54本塁打、130打点、59盗塁を記録した。
AFP