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G7開発者規範、今秋策定=AI、経済対策で推進―岸田首相・国連デジタル会議

首相はまた、生成AIによる偽画像や偽情報への対策で「情報発信者を証明、確認できる技術の開発や普及を進めることも有効だ」との認識を示した。(AFP)
首相はまた、生成AIによる偽画像や偽情報への対策で「情報発信者を証明、確認できる技術の開発や普及を進めることも有効だ」との認識を示した。(AFP)
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09 Oct 2023 04:10:45 GMT9
09 Oct 2023 04:10:45 GMT9

岸田文雄首相は9日、京都市で開かれた国連の会議で講演し、今年の先進7カ国(G7)議長国として生成AI(人工知能)の国際的なルール作りを進めている「広島AIプロセス」の一環として、今秋にG7首脳テレビ会議を開いてAI開発者向けの国際指針と行動規範を策定すると明らかにした。

今月末をめどにまとめる経済対策に、AIの開発と活用に必要な膨大なデータ処理を担う「計算資源」の整備や基盤モデル開発に対する支援、中小企業や医療分野におけるAI導入の推進を盛り込む方針も表明した。

講演は、国連の「インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)」で開かれた特別会合で行った。広島プロセスでは、文章や画像を自動で作成する生成AIの利用者も対象とした国際的な行動指針を年内に策定する。AI技術が急速に進化する中、まず開発者向けの対応を急ぐ。 

首相はまた、生成AIによる偽画像や偽情報への対策で「情報発信者を証明、確認できる技術の開発や普及を進めることも有効だ」との認識を示した。別の会合に参加した鈴木淳司総務相は、AIの官民国際連携組織が新たな専門家支援センターを国内に設立する計画を明らかにした。

政府は今回のIGFで、AIの開発者や研究者ら利害関係者の意見を幅広く聴取。G7として年内にまとめる生成AIの国際ルールに反映させる。

時事通信

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