
東京:警察は、日本の南西部にある幼稚園で靴泥棒が逃走していると考えていたが、防犯カメラがその毛むくじゃらの犯人を捉えた。
福岡県の幼稚園に3台のカメラが設置された後、小さな靴を咥えたイタチがビデオ映像に映し出された。
稲田浩明副署長はAP通信の取材に対し、「人間でないことが判明してよかった」と語った。教師や保護者たちは、靴フェチのお騒がせ人間の可能性を危惧していた。
日本人は家に入る前に靴を脱ぐ習慣がある。消えた靴はすべて、子どもたちが室内で履いていたスリッポンで、玄関近くの小部屋に保管されていた。
イタチは物を隠すことで知られており、ペットとしてイタチを飼っている人は、イタチにおもちゃを与えて隠させたりする。
イタチは靴を散乱させ、警察に通報される前に15足を奪った。翌日も6足を奪った。イタチは11月11日にも戻ってきて、さらに1足の靴を盗んだ。その窃盗のカメラ映像は翌日に解明された。
靴好きのイタチは、キャンバス地の白い室内履きしか持っていかなかった。
「ほっとしました」と御所こども園の斎藤芳英園長は日本の放送局RKB毎日放送に語った。
ビデオに映ったイタチを見た園児たちは大笑いしたという。
盗まれた靴は発見されなかったが、残った靴は現在幼稚園で保管されている。
野生のイタチと思われるが、まだ逃走中である。
AP