

ドバイ: 日本風のリスニング・バー「Honeycomb Hi-Fi」は、音響、厳選されたヴァイナル・コレクション、居酒屋キッチンを融合させ、アラブ首長国連邦(UAE)の人々に提供している。
中東では初めての試みとなるこの店は、日本のミニマリズムとハイファイ・サウンド、そしてアジア料理が融合している。
VKDホスピタリティ・グループのクリエイティブ・ディレクター、セルジュ・ベッカー氏とパートナーのヴァルン・ケマニー氏とハリル・ダーマシュ氏が実現させたこのコンセプトでは、香港を拠点とするカナダ人シェフ、マット・アバーゲル氏が創作したユニークな料理が楽しめる。
Honeycomb Hi-Fiはレコード店を装っており、薄暗い居心地の良いレストラン、通称 「リスニング・ルーム 」へと続く隠し扉がある。
正面のレコード・ショップには、レコード、音楽関連の書籍、雑誌、Honeycomb Hi-Fi限定商品が並んでいる。
レストランエリアは、蜂蜜色の照明がハニカム(蜂の巣)の形をした木製の壁パネルを照らし、レトロなバースツールと匠風の絨毯が和の感覚を強調している。ネオンに照らされた蜂のマスコット 「無印良品 」がバーの後ろにアクセントを添えている。
メインエリアに隣接する「ザ・ギャラリー」では、世界の音楽文化を紹介するアート展を開催している。
屋外エリアの「ザ・ガーデン」は、日本の竹の庭園にインスパイアされたインダストリアルな美しさが特徴だ。竹かごで縁取られたベニヤ板のバーから、運河の水辺の景色を楽しむことができる。
DJはジャズからエレクトロニックまで様々なジャンルをミックスし、活気あるサウンドスケープを約束する。
フードメニューには、ブリ、シャキシャキ玉ねぎ、ネギ醤油を使った風味豊かなハマチの刺身サラダがある。
温かい料理では、とんかつとマスタードキャベツの和牛もなかサンドがお勧めだ。また、なす田楽もおすすめだ。なす田楽には、バジルのしそ味噌を添えたナスが入っている。
鶏肉好きには、鶏のから揚げがおすすめで、燻製醤油にんにくキューピーがついてくる。鴨肉は、タレと山椒が効いた鴨つくねもある。
しかし、食事の主役はスイートコーン餅リゾットで、焦がしネギと温泉卵を添え、典型的な米料理をアレンジしている。
最後に甘いものを食べたいという人には、モナカ・アイスクリーム・サンドがお勧めだ。ハニカムとバニラアイス、キャラメルと味噌アイス、チョコレートとほうじ茶アイス、小豆と抹茶アイスだ。