
ワシントン:ホンダは米国企業と提携し、将来月面で展開することを目指している再生可能エネルギー技術を軌道上でテストすると、日本の自動車メーカーが金曜日に発表した。
この自動車大手は、月面の土壌に存在することが知られている太陽エネルギーと水を利用して、電気と酸素を継続的に生成する仕組みを開発している。これにより、宇宙飛行士は呼吸することができる。
そして、この技術を国際宇宙ステーションでテストする計画であると発表した。ただし、日程は明らかにされていない。
ホンダはすでに電気自動車にこのシステムを採用しており、今度は宇宙にまでその技術を広げ、「宇宙と地球での生活をサポートする」ことを目指している。
「月面昼間には、太陽から得た電気を使ってこのシステムが稼働する。ホンダの高差圧水電解システムが水から水素と酸素を生成する」と説明している。
「月夜の間、月が太陽光を受けない間は、酸素の一部が宇宙飛行士の呼吸用に使用される。ホンダの燃料電池システムは、残りの酸素と昼間に生成された水素を燃料として電気を生成する」
米国や中国など、いくつかの国が、月面に恒久的に人類を存在させるための取り組みを行っている。
ホンダは、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、日本がパートナーとなっている米国の月面計画「アルテミス計画」で数年前から協力している。
ホンダは、米国の宇宙企業であるSierra Space社とTec-Masters社と共同で、国際宇宙ステーション(ISS)でのテストを実施し、ホンダのシステムが宇宙で適切に機能することを確認する。
近年、ホンダやトヨタをはじめとする複数の自動車メーカーが、活況を呈する宇宙産業への投資を発表している。
1月初旬には、世界最大の自動車メーカーであるトヨタが、日本のロケット新興企業であるインターステラテクノロジズに4400万ドルを投資すると発表した。
AFP