
鈴鹿(日本):日曜日に開催された母国日本グランプリで、レッドブルデビューを果たした角田裕毅は、12位でポイント圏外に終わり、「複雑な気持ち」と語った。
今シーズン2戦目にして、レッドブルが不振のリアム・ローソンに代わるドライバーとして角田を抜擢したため、日本ドライバーは急遽大役を任されることとなった。
14番手という低いグリッドからスタートした角田にとって、デビュー戦は困難なものとなった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンがレースを制し、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが続いた。
「今日は厳しいレースでした。少なくともポイント圏内でゴールしたかったのですが」と角田は語った。レース前に表彰台フィニッシュを目標としていた角田は、「学んだことに関しては満足しているが、結果に関しては満足していないので、複雑な気持ちだ」と述べた。
ローソンは、日本人ドライバーがステップアップして彼の代わりにレッドブルの姉妹チームRBに戻った。
ローソンは、レッドブルでの2レースでもポイントを獲得できなかった。
角田は鈴鹿での4日間で自身の潜在能力の一端を見せ、「自信の度合いがまったく違ってきている」と語った。
24歳の彼は、来週のバーレーングランプリでこの経験を最大限に活かすと誓った。
「バーレーンまでに気持ちをリセットする必要がある。マシンや自信の面で、今の気持ちと比べれば、バーレーンでは当然良くなっているはずだ。マシンについてもっと理解を深めることができるし、次のレースが楽しみだ。予選でうまくやれるように頑張るだけだ」と彼は語った。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、角田が「堅実なパフォーマンス」を見せた、と語った。
「レースの性質上、全体を通してオーバーテイクは難しかった。しかし、彼はいくつか順位を上げ、今後数レースでチームに慣れていけば、さらに良くなるだろう」と述べた。
AFP