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コロナ禍で前進、eスポーツ=オンライン増えファン拡大

米プロバスケットボール協会(NBA)、ウィザーズの八村塁選手がNBAを題材としたオンラインでの大会に参加。(AFP)
米プロバスケットボール協会(NBA)、ウィザーズの八村塁選手がNBAを題材としたオンラインでの大会に参加。(AFP)
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14 Jun 2020 12:06:00 GMT9
14 Jun 2020 12:06:00 GMT9

新型コロナウイルス流行の影響でeスポーツに注目が集まっている。米プロバスケットボール協会(NBA)、ウィザーズの八村塁選手がNBAを題材としたオンラインでの大会に参加。日本でもJリーガーやプロ野球選手が大会に参戦して話題を振りまいた。

事業を手掛ける「KADOKAWA Game Linkage」によると、eスポーツの昨年の国内市場規模は約61億円で、前年より27%増えた。今年は巣ごもりの波及効果などで、さらに関心が高まっている。日本eスポーツ連合の浜村弘一副会長は「知らない人も体験し、競技の認知度が上がった」と話す。

とはいえ、この「スポーツ」も対面での実施が基本。今年は既にいくつかの大会が中止を余儀なくされた。オンライン開催には、プログラム改造やなりすましなど不正行為のリスクがあり、運営側はこうした面にも神経をとがらせている。

トレーディングカードゲームの代表的な存在である「ハースストーン」の名手、赤坂哲郎さんは、2018年ジャカルタ・アジア大会にも出場したプロ選手だ。オンライン開催について「もともと生配信で見る人の方が多いが、選手同士が会場で交流できなくなるのはデメリット」と指摘。会場での人付き合いを通じて練習仲間になり、ともに技を磨くのは一般スポーツと変わらない。

浜村氏も、「みんなで集まった方が盛り上がるし、楽しさがより伝わる」と現状を残念がるが、「大きく上がった認知度を生かし、競技のファン拡大に手を打ちたい」。将来を見据えて腕をまくっている。

JIJI Press

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