
Hala Tashkandi
リヤド:自粛中に習得、上達できる面白い趣味をまだ見つけていない人には、アラビア書道という新しい選択肢がある。
文化省は月曜日、アラブ諸国からプロの書道家らが監修するオンラインプラットフォームの立ち上げを発表。
カアバ(神殿)を覆うキスワ製作を担当する書道家、Mokhtar Alim Shaqdar氏や、サウジアラビア書道協会(Saudi Association of Arabic Calligraphy)の創設者、Nasser Maymoon氏といった著名なアーティストらが講師を務める。
プラットフォームとなるalkhattat.netでは、6種類のアラビア書道をビデオ形式で学ぶことができる。ユーザーは自分の進み具合を確認できるほか目標を設定でき、コース内のすべてのビデオを視聴後は修了証明書が授与される。登録は無料で、メールアドレスのみが必要。同時に複数のコースを受講することも可能。
銀行員のAmeera Al-Anizi氏は、新しいスキルとして書道を学ぶことを楽しみにしており、またプラットフォームによって彼女の母親が再度学ぶ機会を与えられたことを嬉しく思っていると語った。
「母は若いころは書道が好きでしたが、子どもが生まれてからは専念する時間がなくなってしまったのです」とアラブニュースに語った。「子どもたちはもう大きくなったのでまた始めることができてワクワクしていますよ。長続きするようお互い励まし合うつもりです」
また、自主隔離中でも新しいことを学べる機会を与えられたことに感謝しているとコメントした。
「ずっと学びたいと思っていたことを学ぶには今が最高のタイミングです。多くの場合、こういった習い事には費用がかかりますが、同省は無料で提供してくれています。これは驚くべき試みです」
書道家のOmar Al-Othman氏によると、プラットフォームでレッスンを提供しているアーティストは『超一流』であり、レッスンの質は比類がないものだという。
「ウェブサイトで提供されているレッスンに軽く目を通しましたが、この素晴らしいスキルを習得できる最高の方法だと感じました」と同氏はアラブニュースに語った。「アラビア書道やイスラムのデコラティブアートは今の時代あまり評価されていません。ですが、私はこのプラットフォームがこの美しく永続的なアートを習得しようとする多くの人々に刺激を与えることを願っています」
文化省は、「アラビア書道の年」とする取り組みの一環としてこのプラットフォームを支援しており、これには同省が今年および来年に予定しているアクティビティやイベントが含まれる。