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イラン大統領 「イスラエルの行動は、すべて者を行動に駆り立てるきっかけとなるかもしれない」

テヘランでカタール国営テレビ局、アルジャジーラのインタビューに答えるイブラヒム・ライシ大統領。(ファイル/AFP)
テヘランでカタール国営テレビ局、アルジャジーラのインタビューに答えるイブラヒム・ライシ大統領。(ファイル/AFP)
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29 Oct 2023 09:10:22 GMT9
29 Oct 2023 09:10:22 GMT9

テヘラン:イランのイブラヒム・ライシ大統領は29日、イスラエルによるガザへの継続的な爆撃は「すべて者を行動に駆り立てるきっかけとなるかもしれない」と述べた。これは、イスラエル・ハマスの紛争が始まって以来、イランが発した最新の警告である。

10月7日ハマスの武装集団が境界を超えてイスラエルを襲撃した。イスラエル当局によると、これにより民間人を中心に1400人以上の人々が殺害された。それ以来、イスラエルはこの小さなパレスチナ領土を激しく攻撃している。

ハマスが運営するガザの保健省によれば、現在までに8000人以上が殺害され、その半数は子どもだという。この貧しい地区の人口は約240万人である。

「シオニスト政権の犯罪はレッドラインを超えた。これは、すべて者を行動に駆り立てるきっかけとなるかもしれない」と、ライシ大統領は29日、X(旧ツイッター)に投稿した。

「米国は我々に何もしないよう求めている。しかし、彼らはイスラエルに広範な支援を与え続けている」

「米国は『抵抗枢軸』にメッセージを送ったが、戦場では明確な返答を突き付けられた」と彼は述べた。「抵抗枢軸」という言葉は、イラン政府高官が同国、および同盟組織であるレバノンのヒズボラ、イエメンのフーシ派、イラクとシリアのシーア派勢力を指す場合によく使用されている。

彼が具体的に何を指しているのかはすぐにはわからなかったが、ガザ紛争が始まって以来、イラクとシリアでは米軍への攻撃が相次ぎ、レバノン国境ではヒズボラとイスラエル軍との間で武力衝突が増加している。

ハマスに資金的・軍事的支援をしているイランは、10月7日の攻撃を「成功」と称賛した。

しかし、イスラエル当局によれば、同国は230人が人質として拉致されたこの襲撃には関与していないと主張している。

イラン国営通信IRNAが公表した抜粋によれば、イラン大統領は28日のアルジャジーラとのインタビューで、「イランは抵抗組織を支援する義務があると考えている。しかし……抵抗組織はその意見、決定、行動において独立している」と語った。

「米国は我々の現在の能力をよく知っており、それを克服することは不可能だと知っている」と彼は語った。

AFP

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