

Carla Chahrour
8月25日、日本企業のスカイドライブは、同社の電気式垂直離着陸機の有人試験飛行を完了した。
最初の自動車は1885年に開発され、約20年後の1903年にライト兄弟が最初の飛行機を発明した。2020年、日本の自動車メーカーであるトヨタの支援を受けたこの企業は、「世界初の有人試験機」の完成を発表して、人類による双方の概念を組み合わせた車両の実現に近づいた。
ウェブサイトによると、スカイドライブは2014年に「空飛ぶ車」の開発を開始したカーティベーターという有志団体のメンバーによって2018年に設立された
同社のニュースリリースでは、電気式垂直離着陸 (eVTOL) 車両のSD-03モデルは、日本にあるトヨタのテストコース周辺を4分間飛行し、約3メートル空中に浮上したとなっている。
流線型の空力ボディーで外装が白く塗られたこの機体には座席が1つあり、8つのモーターと4組のプロペラの助けを借りてパイロットが操縦する。モーターが数多くあるのは、電気モーター / ローターシステムの一部が故障した際のバックアップとして機能することで、安全を確保するためである。この車両のサイズは、長さ13フィート、高さ6フィートとなっており、混雑した都市でも平均的な駐車スペース2台分に収まるようになっている。
スカイドライブのSD-03モデルはプロトタイプにすぎないが、同社は2023年までにこれを販売用2人乗りモデルにすることを計画している。これは、大阪や東京などの人口密度の高い都市に飛行タクシーサービスを導入するという、日本政府の目標と一致している。
「先進国では、交通渋滞を緩和し、災害時に対応するための輸送手段として、空飛ぶ車が使用されることが予想される一方、開発途上国では、はるかに少ないインフラしか必要としない輸送形態として使用される可能性がある」と、同社はプレスリリースで述べている。