
1984年ロサンゼルス五輪の柔道男子無差別級決勝で山下泰裕氏(62)と名勝負を繰り広げ、今年春の叙勲で旭日単光章を受章したモハメド・ラシュワン氏(63)への叙勲伝達式が28日、在エジプト日本大使公邸で開かれ、長年の柔道普及の功績などがたたえられた。
式典では日本オリンピック委員会(JOC)会長を務める山下氏がビデオメッセージを寄せた。35年前の試合を振り返りながら「あなたは世界の柔道界にとって大切な人だ」と祝福。ラシュワン氏は「山下は私のヒーローで、親友だ」述べ、「私と日本の人々との交流は生涯にわたって続くだろう」と喜んだ。
【カイロ共同】