
くら寿司は、入店から退店まで店員と完全に非接触で食事ができるサービスを始めた。東京に続き、16日になんば日本橋店(大阪市)にも導入した。新型コロナウイルスの感染防止とともに、来店客の利便性も向上させるのが狙いだ。
入り口の案内パネルに指を近づけると、画面に触らなくてもセンサーが指の動きを読み取って、手続きができる。席では、備え付けのタブレットまたは、スマートフォンでQRコードを読み取ることで、注文する仕組みだ。レジにも店員はおらず、入店時と同様に画面に触らず操作できる「セルフレジ」で会計を済ませる。
同様のシステムは東京・池袋の店舗でも13日から導入。来年末までに国内全462店舗への拡大を目指している。
くら寿司は「店員との接点をなくすことでコロナ感染のリスクが下げられる。海外での導入については今後検討する」(岡本浩之執行役員)と話している。
JIJI Press