
タレク・アリ・アフマド
ロンドン:アラビア語放送メディアの風景に最近加わった存在が、中東全域でサービスを開始しようとしている。
「アシャルクニュース」は、米国の大手ブルームバーグニュースと、アラブニュースを発行するサウジ・リサーチ&マーケティング・グループ、および世界最大のアラビア語報道機関アシャルク・アルアウサトが提携して立ち上げた、24時間365日放送のマルチプラットフォームチャンネルである。
アシャルクの編集指針と方向性は、偏りがなく、公平・正確であり、どんな法律にも反しないものである限り、ブルームバーグに掲載されている、一般の人々が本当に関心を持つであろうものを全て放送するように努めること。
ナビール・アルハティーブ、アシャルク ゼネラルマネージャー
ブルームバーグが加わることで必然的にビジネスと金融に重点が置かれるが、このチャンネルの上層部は、一般的なニュースや分析、ライフスタイルコンテンツも約束している。
アシャルクのゼネラルマネージャー、ナビール・アルハティーブは、ブルームバーグのコンテンツが地域的に慎重を要する内容であることを理由に、修正されたり編集されたりすることはないとも誓った。
「この地域にとって適切と考えるものは何であれ、そのまま取り上げる」と、彼は言う。「もし我々の視聴者や読者が関心を持つ可能性がある記事を見たら、そのまま翻訳する。理由は何であれ、不適切であれば取り上げない。しかし、取り上げる場合は全て省略せずに取り上げ、そうでない場合は全く取り上げない」
今は基本的にどこででもニュースを入手することができるとアシャルクは承知しているが、世界を結びつけ、この事実を文脈の中に置くことが我々の義務だと考える。我々はコンテンツの力を信じている。
ゼイナ・ヤジギ、アシャルクのメインニュースキャスター
この新しいチャンネルで地域初のコンテンツになるものの1つが、エジプト人医師で風刺作家のバッセム・ユースフが毎週担当する健康コーナーだ。
「このチャンスをもらい、健康につながるさまざまな方法を人々に示すためこの種のプラットフォームに参加することは、素晴らしい体験」と、彼はアラブニュースに話した。
このチャンスをもらい、健康につながるさまざまな方法を人々に示すためこの種のプラットフォームに参加することは、素晴らしい体験。
バッセム・ユースフ
ユースフは、新しい仕事だけが彼の生活の変化ではないことも明かした。彼は今、親しい友人が食事療法を取り入れることで命を脅かす複数の硬化症から回復したことを受け、この友人と同様に植物ベースの食品のみを食べている。「すぐに、生活や健康状態、スタミナ、エネルギーに違いを感じた」と、彼は述べた。