



英国の高級ファッションブランドであるバーバリーは、イギリスの世界的なサッカー選手であるマーカス・ラッシュフォードと提携し、世界の若者をサポートするチャリティに合流した。このチャリティは若者に教育、保護、バックアップを提供するものであり、バーバリーはこの多面展開される最新キャンペーンを通じて「明日の声」を強力にバックアップする。
コミュニティ意識を高めるこのキャンペーンでは、様々なクリエイティブ要素を利用し、ファッション、ダンス、スポーツ界の様々な人物による統一ミッションが計画されている。
キャンペーン映画はKatelin Arizmendiが監督、(LA) HORDEが振り付け、メガフォースが協力して制作された。4人の若いダンサー(Kevin Bago、Zhané Samuels、Robinson Cassarinoとシンガポール生まれのChantel Foo)が、現代イギリスの風景の中を、都会から海へ向かう途中に降り注ぐヒョウと戦いながら進んでいく。この映画は、若い世代が恐れを知らない精神で境界線を押しのけ、コミュニティの力になることの重要性を、クリエイティブな方法でヒョウを避けつつ目的地にたどり着こうとすることで比ゆ的に表現している。
この映画のシーンの裏側がキャンペーンの特徴を示している。それぞれの特徴、人格、希望、夢をもつ若いダンサーグループを祝福しつつ、同時にあらゆる人々がポテンシャルを出し切り、夢を追いかけ、それを乗り越えるのをサポートしようという気持ちが総合的に表現されている。
このキャンペーンでは、映画的要素だけでなく写真的要素も使用されている。写真にはスポーツ、ハイファッション、ダンスの創造的側面が写し出されている。撮影は Rafael Pavarotti、スタイリストはIbrahim Kamaraである。バーバリーの象徴であるトレンチコート、リサイクルナイロンのフード付きのふくらんだジャケット、ダイヤモンドキルト・ジャケットを着たダンサーたちが、同じ気持ちを共鳴させ合う姿が撮影されている。
「我々は皆、地域コミュニティに属しており、ユースセンターは各コミュニティの子供たちが心に思い浮かべた夢を実現できるよう、一貫した安定を提供しています。ユースセンターは世界的なパンデミックのために財政的に苦しんでいます。センターの閉鎖は、コミュニティの心が失われることを意味します。バーバリーは言葉でなくアクションを起こすことによって動きをリードしてきました。そのインパクトは若い世代に届くことでしょう」とラッシュフォードは付け加えた。
バーバリーはチャリティ活動の世界展開を目的として国際ユース財団(IYF)と提携し、世界若者復興ファンド(Global Youth Resiliency Fund)に貢献している。 これによって、特にアジアの若い起業家や地域リーダー達は世界的困難に向けた解決策を生み出しやすくなるだろう。
高級ファッションブランドがコミュニティに還元してきた長い歴史をもつ中、この新キャンペーンに参加したラッシュフォードとその他のファッション、ダンス、スポーツ界の人々は、現代の若い世代からインスピレーションを得ながら「明日の声」を祝福する方法を示した。
バーバリーのチーフクリエイティブ・オフィサーであるRiccardo Tisciは、ブランドのプレスリリースで「このキャンペーンは前を向き、将来を見据えるためのものです。若い世代からインスピレーションを得ることで、様々な才能のコミュニティや世界を一つにすることが出来ます。情熱、献身、愛情によって結ばれたこのキャンペーンは、彼らの夢とその探求を祝福し、常に乗り越えていこうとする姿勢を祝福するものです」と声明を述べた。
「バーバリーがマーカス・ラッシュフォードや世界中の素晴らしい組織と提携し、次の世代に還元することで、若い世代が夢を追い求める手助けをしているのを誇りに思います。 このキャンペーンでは真の解放を表現するため、コンセプトは「その向こう側の探求(of exploring beyond)」にしたいと考えていました。このキャンペーンは全て、恐れを知らない精神と想像力、そして境界線を押しやるとき私たちがバーバリーと共に心の中に抱くことができる何かをサポートするためのものです」とTisciは付け加えた。