






Arab News
ジッダ:ナーセル・サーリフ・アル=アティーヤ選手は土曜、大胆にも2度目の最速時間を連続達成し、FIAワールドカップのクロスカントリー・バハ第4戦のハイル・バハ1で勝利を収めた。
275.54キロのステージでスタートし、ナビゲーションに極度な負担をかけたが、トヨタ・ハイラックスのドライバとフランス人ナビゲータのアル-アティヤ/ボーメル組は、2位のカルロス・サインツとステファン・ペテランセルを先制し、3分差でステージを終え、6分10秒の余裕で勝利を収めた。
「今日はついていた。スピードには自信があった。スタートしたが突き進むしか方法はなかった。…バハ1を勝てて最高だ。休息は2日あり、バハ2は違うだろうが、ベストをつくすだけだよ」とアル-アティヤ選手は語った。
サインツとペテランセルの両選手は2台のミニ・ジョン・クーパー・ワークスバギーで困難なステージ全体で接戦だったが、総合2位と3位で終えた。
ダカールと世界ラリー選手権(WRC)シリーズ2度の優勝者のセインツ選手は「全て快調で問題はなかった。計画を続け明後日からは一日にもう少し試してみる」と語った。
「今日は、高速コース、砂地道、そして風光明媚な砂丘がミックスされた面白いステージだった」と、3位のペテランセル選手は語った。
「レースの二日間は、組織運営がよく、良いロードブックで、ダカール(2021年1月サウジで開催予定)直前の良い機会だ。」
ハイル・ラリー5回の優勝経験を持つヤジード・アル=ラジ選手は、最初のバハで4位になり、優勝したトヨタのチームメイトより14分48秒遅れだった。
「ダカールの準備としてこのラリーは楽しめた。万事順調だった」と同選手は語った。
「初日、些細な問題があったが、今日はそれほど大きな問題はなかった。次のレースを考え、柔らかくゆっくりうねった砂丘では、それほどパワーが必要ないので、少しだけ改善が必要だ。オーバーパワーだとタイムロスがある。」
第2ステージはジュッバ付近から始まり、ハイルの西に向かって砂漠を周回し、クナの集落近くで終わった。147.29キロ地点と261.46キロ地点にはパッセージコントロールが2カ所設けられた。
開始時点でボーメル選手の正確なナビゲーションに大きく頼ったにもかかわらず、アル=アティーヤ選手はサインツ選手にやや優勢で、開始チェックポイントまで先頭4組は接戦であった。同選手はステージが進むに連れ、徐々に差を広げ勝利を確実にした。