



アミーラ・アビッド
リヤド:ハンドメイドのカラフルなバッグの山の傍らの床に老女が座って布を織っていた。伝統的な格好をして伝統的な品を作っている彼女は遠い過去からやって来たように見える。しかし彼女がいるのはサウジで最もイノベーティブな展示会だ。
彼女がいるのはリヤドで開催されている第6回サウジ・デザイン・ウィークの会場。ここで彼女はバッグ、クッション、保管箱や若い世代の人たちは多分とうに忘れてしまっただろういろいろなものを作っていた。
今年のテーマ「ハピネス」をめぐって創造性、文化、個人の価値観が入り混じって来場者を出迎え体験に誘う。
このような展示会を見るとサウジには才能豊かな人がたくさんいることが分かります。そしてそのことを人々に知っていただけたのはこの上もない幸せです。
若きデザイナーサラ・アル=アメディ
オリジナル商品
クリエイティブな人々が集まって幸せとは何かを摑もうとした。そしてその結果は目を瞠るようなものだった。50人を超える出展者が国中から集まり、インタラクティブインスタレーション、オリジナル商品販売ブース、独特な方法で商品を宣伝する大掛かりなビジネスなどを展開して見せた。
これに加え展示会のワークショップでは世界中からリヤドにやってきた人たちが出席者と知識を交換し合った。
デザインウィークは着ているもので自己表現する人には完璧な場所だった。
子供たちの創造性
サウジのブランド「ロック・ペーパー・シザーズ」は子供たちの創造性を引き出すような新しいサブスクリプションボックスを出展した。ここでは子供たちは仮説的問題に対して身体的な解決法を見出すように求められる。
ロック・ペーパー・シザーズの創業者ローラ・バッドクックは「私たちは人と人とを繋ぐツールとしてのゲームの力を信じています。だからここサウジ・デザイン・ウィークで新しいサブスクリプションボックス「yajoob」を紹介しているのです。yajoobは世界を旅してきた人を指す言葉です。これを通して子供たちの他者を助ける気持ちが育まれます」と語った。
会場にいた若きデザイナー、サラ・アル=アメディはアラブニュースに語った。「これは私の期待を超える展示会です。このような展示会を見るとサウジには才能豊かな人がたくさんいることが分かります。そしてそのことを世界の人々に知っていただけたのはこの上もない幸せです」