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サウジアラビアで、動物たちが暑さをしのぐための「人道的な」長期プロジェクトが進行中

各拠点には、地域に生息する動物たちが喉の渇きを癒せるよう2000リットルの貯水タンクが設置されている。(AN photo)
各拠点には、地域に生息する動物たちが喉の渇きを癒せるよう2000リットルの貯水タンクが設置されている。(AN photo)
AN photo
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16 Feb 2021 07:02:23 GMT9
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  • 「こうした鳥たちを保護する活動はデメリットよりメリットの方が大きいのです。動物や鳥には身を守るための避難所がなく、水や食料を得る場所がないのが大きな理由です」

タレク・アルタカフィ

メッカ: サウジアラビアの一市民が立ち上げた革新的なプロジェクトの目的は、動物たちを地球温暖化から保護することだ。

サウジアラビア東部のアルコバール市に住むモクベル・アルスハイミさん(40歳)は、動物や鳥たちに水と餌を与えるための拠点40カ所を市内全域に建設するためにささやかな私財を投じた。各拠点には、地域に生息する動物たちが喉の渇きを癒せるよう2000リットルの貯水タンクが設置されている。

「この新たな取り組みには多数の地域住民が積極的に参加し、鳥たちに餌や水を提供するのに協力してくれました。私はさらに、各拠点の衛生状態が維持されるよう貯水タンクの周りにゴミ箱を設置しました」とアルスハイミさんはアラブニュースに語った。

加えて、動物にエサや水を提供するのは「偉大で人道的な行為」であり、慈悲の心を育て自然環境を保全し整備する効果もあると述べた。「こうした活動により、人々はアラーから報いや赦しを得られるよう望んでいます」

アルスハイミさんによると、彼の取り組みの始まりは数年前に12リットルの大型水タンクを購入して、アルコバール市とその周辺に設置したことだったという。この地域で暮らす動物たちが飢えや渇きに苦しむことはよくある。

「東部州では各地で高温が続き、地域住民の間では動物や鳥を保護する動きが広がっています。暑さによりアラビア半島の貴重な動物たちが危機に瀕しています」とアルスハイミさんは語った。

このプロジェクトにより鳥たちが救われているので、喜んで活動しています。

モクベル・アルスハイミさん

 

ハトなどの鳥が地域衛生に悪影響を与え、人間に害を及ぼすのではと懸念する人もいる。しかしアルスハイミさんは、鳥たちは人家から離れて暮らしているので人間に害を及ぼすことはないと述べた。「こうした鳥たちを保護する活動はデメリットよりメリットの方が大きいのです。動物や鳥には身を守るための避難所がなく、水や食料を得る場所がないのが大きな理由です」

アルスハイミさんによると、プロジェクト開始以前は、地域に生息する鳥のほとんどが追い詰められて塩水を飲まざるを得なくなり、毎年多くの鳥が水と食料の不足が原因で死んでいたという。

彼はまた、市内全域の貯水タンクの隣に餌を保管し排せつ物を処理するための棚を考案して設置した。

さらに各拠点には、環境衛生の維持に関するヒントなど地域住民への啓発ポスターも貼られている。これにより、住民が慈善活動に参加するようになり、プロジェクトが長期的に実行される望みが出てきたとアルスハイミ氏さんは述べた。

この取り組みの最終的な目標は、地域に生息する野生動物を救うための拠点を約100カ所建設することだ。

アルスハイミさんは、自分で各拠点を管理していると述べた。1日あたり10カ所に足を運び、水と食料を補充している。「非常に骨の折れる作業ですが、このプロジェクトにより鳥たちが救われているので喜んで活動しています」と語った。

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