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パレスチナ人の主要デモ隊、入植者の行進を阻止することに成功

2021年12月24日、イスラエルに占領されたヨルダン川西岸のブルカ村で、ユダヤ人入植者に対する抗議活動で燃えるタイヤを動かすパレスチナ人デモ隊。(ロイター)
2021年12月24日、イスラエルに占領されたヨルダン川西岸のブルカ村で、ユダヤ人入植者に対する抗議活動で燃えるタイヤを動かすパレスチナ人デモ隊。(ロイター)
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27 Dec 2021 12:12:17 GMT9
27 Dec 2021 12:12:17 GMT9
  • パレスチナ人は自分たちの正当な権利を守り、占領を拒否するという確固たる姿勢を貫くと指導者たちは語る
  • ファタハの副代表は、青年運動が入植者の自警行為に立ち向かう助けになると語る

ダオウド・クタブ

アンマン:ナブルス北部の複数の村で行われたパレスチナ人によるデモは、ユダヤ人入植者の行進計画を阻止することに成功したようである。入植者たちは、ラマッラー近郊で入植者の一人が殺害されたことへの報復措置として、この地域の土地の返還を要求していた。

デモはブルカ、サバスティーヤ、アルタリア、バザリアの各村で行われた。イスラエル国防軍は、実弾、ゴムで覆った金属弾、催涙ガスを交えて応戦した。人道主義組織のパレスチナ赤新月社によると、この衝突で合計247名の負傷者が出ており、そのうち少なくとも9名は実弾によるものだという。パレスチナ人1名が重体となっている。

主な抗議活動はブルカ村で行われたが、他の村の人々も、ユダヤ人入植者による攻撃を受けたと語っている。

ブルカ村のパレスチナ人、ガサン・ダグラス氏はアラブニュースに次のように語った。「他の村の人々は、入植者の活動に対する民衆の反発を示すという、ファタハの呼びかけに従いました」

北部の入植者に反対する全国委員会の副委員長でもあるダグラス氏は、この地域に住む3万人のパレスチナ人は、自分たちの土地に入植者を受け入れることはないとアラブニュースに主張した。

ファタハの副代表であるマフムード・アルオール氏は、パレスチナ人は入植者の攻撃に抵抗するだろうと述べ、シャビーバ青年運動も入植者の自警行為に立ち向かう力になるだろうと付け加えた。

ナブルス地域のファタハの書記であるムハマド・ハムダン氏は、パレスチナのマアン通信社に対し「ブルカの行進は、入植地と占領に対する民衆の抗議であり、ベイタで起きた事と同じ方向に向かっている」と語った。

様々なメディアが多数の暴力事件を報じており、その中には、負傷者は出なかったものの、イスラエルのハワラ検問所への発砲や、ブルカ近辺のイスラエル国防軍兵士への発砲も含まれている。

ドタン入植地付近のイスラエルの検問所とベイト・イール入植地付近の検問所に火炎瓶が投げ込まれたほか、パレスチナのヒズマ村近くで入植者の車に石が投げ込まれた。また、ナブルス北西部のサバスティーヤ交差点付近では、入植者がジャーナリストに発砲したと報じられたほか、サバスティーヤのモハメド・アッザム市長は、ユダヤ人入植地シャベ・シャムロンに近いナクラの町の入り口が封鎖されたと述べた。

パレスチナ大統領府報道官のナビル・アブ・ルデネ氏は次のように述べている。「パレスチナの人々は、自分たちの正当な権利を主張し、違法な入植地を拒否するという確固たる姿勢を貫くだろう」

また、3月に予定されているパレスチナ中央評議会の会合では、イスラエルのすべての違反行為に対するパレスチナの強い姿勢が示されるだろうと述べた。

入植者の行進が中止された後、日曜日は比較的落ち着いていたが、その朝イスラエル当局ナブルス〜ジェニン間の主要な高速道路を封鎖した。

一方、イスラエルのメディアは日曜日、ガザの状況を緩和するためのいくつかの行動が実施されると報じており、独立系日刊紙ハアレツは、テルアビブが一連の制限を緩和することで、「領土の経済的苦境の一部を緩和し、平和を維持するためにハマスのテログループに圧力をかけるよう住民を促す」と伝えている。

検討されている措置の中には、イスラエルにいるガザ人の労働許可証の数を増やすことや、国連との調整により一部のデュアルユース(軍民両用)物資の輸入を許可することなどが含まれている。

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