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ロンドン: 1回のコロナウィルスワクチン接種で入院のリスクを90%以上減らせることが、新たな研究で分かった。
オックスフォード/アストラゼネカ製ワクチンは、入院を減らすという点で、ファイザー/バイオンテッック製ワクチンよりも効果的であることが示された。
英国での大規模な治験の結果であるこの研究報告は今月公表される予定だ。オックスフォード/アストラゼネカ製ワクチンが、コロナウィルスの結果として患う可能性のある深刻な病気を防ぐのに有効であることを明らかにした。
研究結果は、70才以上の人々でさえ、ワクチン接種を1回だけ受けた後は入院治療が必要になる可能性が下がることを示している。
保険当局は、英国のワクチン展開において1回目の接種を受けた人たちと受けていない人たちにおける、全国のコロナウィルス関連入院率を比較することで、最新の有効性の数値を算出した。
この新たな研究報告は、先週公表されたスコットランドにおけるコロナウィルス関連入院率の研究と同じ結論を導いている。
エディンバラ大学の研究者たちは、ファイザー/バイオンテッックおよびオックスフォード/アストラゼネカ製のワクチン接種が、接種から4週間後に入院リスクをそれぞれ85%および94%減らしたことを発見した。
英国とスコットランドの研究を合わせた結果によれば、入院リスクが最も高い80才以上の人々に関しては、1回の接種で4週間後の入院リスクを81%減らすことができる。
オックスフォード大学のワクチンプロジェクト代表サラ・ギルバート教授は、新たな英国の研究で用いられた現実世界のデータの重要性を称賛した。
「1回接種することで80才以上の人々の入院を防ぐ、オックスフォード/アストラゼネカおよびバイオンテッック/ファイザー製ワクチン両方の高い有効性の証拠を提供するもので、すべての年齢の成人にこのワクチンを使用する我々の自信の支援材料となる」と、同教授は述べた。
世界をリードする英国のワクチンプログラムはすでに約200万人の人々に1回目の接種を提供しており、同国のあらゆる年齢層の入院数とウィルスによる死者数の急速な減少をもたらしている。