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東京オリンピック開催について葛藤を抱く大阪なおみ選手

日本を代表する世界ランク二位のテニスプレーヤーである彼女は、日曜日にイタリア・オープンでオリンピックについて尋ねられた。(AFP通信)
日本を代表する世界ランク二位のテニスプレーヤーである彼女は、日曜日にイタリア・オープンでオリンピックについて尋ねられた。(AFP通信)
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10 May 2021 02:05:45 GMT9
10 May 2021 02:05:45 GMT9

ローマ:コロナウイルス流行の渦中で東京オリンピックが開催されるべきかについて、大阪なおみ選手が葛藤している。

日本を代表する世界ランク二位のテニスプレーヤーである彼女は、日曜日にイタリア・オープンでオリンピックについて尋ねられた。

「もちろんオリンピックが開催されてほしいと言いたいです、それは私がアスリートだからですし、そういった事をこれまでの人生でずっと待ちわびてきたのですから」と彼女は言った。

「ですがもっと重大な事が今起きていると思っています、そして特にこの一年は」と大坂が付け加えた。「予想外の事が多く起こったと思いますし、もしそれが人々を危険に晒していて、不愉快にさせているのなら、話し合いがなされるべきです、現状はそういう状況だと思います」

東京オリンピックは2020年からすでに延期されており、日本では今年度の開催に対して反対の声が高まっているようだ。ワクチン接種が完了しているのは人口の内たったの2%という状況で、ウイルスと広まりつつある変異型が日本の医療制度に負担をかけている。

だが現地事務局と国際オリンピック委員会は、大会は7月23日に予定通り開催されると断言している。

「結局のところ私はただのアスリートで、これだけ大規模なパンデミックが起きているわけです」と大坂は述べた。

IOCは先日、東京大会に向けて準備を進めているアスリート達や関係者達のワクチン接種に向けて、ワクチンを開発しているファイザーとバイオンテックからワクチンの提供を受ける旨を発表した。IOCはワクチンが手に入らない想定で計画されていたが、アスリート達のワクチン接種の為に努力したと繰り返し述べた。

「皆がより楽しく、より安全に過ごせるのであれば何でも、というような気持ちです。国に多くの人々が入国するわけですから、それに関しては主催者達は確実に正しい判断をしなければなりません」と大坂は言った。「私はワクチン接種を受けました。結局、誰にもワクチン接種を強制する事はできません」

だがそれから大阪は「もしあなたがオリンピックに参加するのであれば、開催国の人々を幸せにしましょう」と付け加えた。

AP通信

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