
日本マクドナルドホールディングスが13日発表した2021年1~3月期の連結決算は、売上高が前年同期比5.0%増の758億円、純利益は23.3%増の58億円だった。新型コロナウイルス対策に伴う2度目の緊急事態宣言の影響で店内飲食は減少したものの、ドライブスルーを含む持ち帰りや宅配が好調で、増収増益となった。
宅配サービス対応店舗は全国で1629店(3月末時点、業務委託含む)と、前年同時期の781店から倍以上に拡大。スマートフォンで注文と決済ができる「モバイルオーダー」はほぼ全店で導入が進み、コロナ禍でも売り上げを伸ばした。
既存店売上高は昨年7月以降プラスを維持しており、今年4月も前年同月比9.2%増加した。
オンライン形式で記者会見した中沢啓二執行役員は「(宅配対応店を)今後も積極的に拡大する」と強調した。21年12月期の連結業績は増収増益を見込むが、新型コロナ感染動向など「不確定要素がある」として従来予想を据え置いた。
JIJI Press