
アラブニュース
ドバイ:「Snap(スナップ)」は、UAEデジタルウェルビーイング評議会との提携により、アプリ内メンタルヘルスポータル「Here For You」をUAEで立ち上げた。
Snapchat(スナップチャット)は、2020年3月に初めてこのプラットフォームをグローバルに立ち上げた。「Here For You」は、メンタルヘルスや感情的な危機を経験している可能性のあるSnapchatユーザーや、これらの問題についてもっと知りたいと思っているユーザー、また、これらの問題に直面している友人や家族を助ける方法を知りたいと思っているユーザーにサポートを提供する。
UAEの「ナショナル・プログラム・フォー・ハピネス・アンド・ウェルビーイング」は、2018年3月に「UAEデジタルウェルビーイングプログラム」を開設。このオンラインプラットフォームは、子ども、親、教育者、そしてより大きなコミュニティが前向きで安全なデジタルライフを送るために役立つツールやリソースを提供することを目的としている。
コミュニティ開発省のUAEデジタルウェルビーイング担当ディレクターであるアマル・アル・ブローシ氏は、Here For Youプラットフォームの立ち上げは「個人やコミュニティのデジタルウェルビーイングを向上させ、目的に沿ったテクノロジーの使用を奨励するという、我々の目標に合致するものです」と述べている。
「ポータルの開設は、ポジティブなデジタル市民としての価値観の確率、オンラインプライバシーに関するリソースへのアクセス、いじめの防止などを促進することができます」とアル・ブローシ氏は付け加えた。
SnapのUAE市場責任者であるジェイク・トーマス氏は「Snapchatのユーザーたちは、当社のプライバシーに対する取り組みと、他人に判断されるというプレッシャーを感じず、自分らしくいられる場であることを評価してくれています」と述べている。
新しいポータルは、個人やその家族・友人のために、セルフケアに関する情報を提供、コミュニティを活性化することを目的としている。
UAEでは、13~24歳の60%、18~34歳の3分の1がSnapchatを利用していることを考えると、「若者へのサポートや教育を提供する上で、最もインパクトのある方法はアプリ内であると考えています」とトーマス氏は述べている。
このポータルは、ユーザーがSnapchatで不安、うつ、ストレスなどの一般的なメンタルヘルス用語を検索した際に、UAEデジタルウェルビーイング評議会のリソースを提供する。これらのリソースは簡単に共有できるように設計されており、ユーザーは家族や友人を助け、サポートすることが可能になる。