
日本学術会議は21日までに、各国のアカデミーなどで構成される国際学術会議(ISC)の次期会長に小谷元子・東北大副学長が選ばれたと発表した。日本人がISC役員に選出されるのは初めて。
日本学術会議の連携会員を務める小谷氏は、オンラインで記者会見し、「大変光栄で、大きな責任を感じる」とあいさつ。選出の背景には、世界に対する日本の学術、科学の貢献などがあったとの認識を示した。
小谷氏は2024年までISC次期会長として運営に参画し、その後3年間、会長を務める予定。日本学術会議会員の白波瀬佐和子・東京大大学院教授も今期のISC財務担当副会長に選出された。
ISCは科学の推進などを目的とした世界最大の非営利学術団体で、18年に発足。前身団体の国際科学会議では日本人が会長などの役員を務めたことがあった。
時事通信