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エジプトの金鉱所有企業がエンデバー社からの19兆ドルの提案を拒否

04 Dec 2019
スカリ金鉱はエジプトの首都、カイロから700km離れた場所にある(補足)。
スカリ金鉱はエジプトの首都、カイロから700km離れた場所にある(補足)。
Updated 04 Dec 2019
04 Dec 2019

ロンドン・ロイター

  • スカリ金鉱はエジプト初の近代型大規模金鉱である

英国の金採掘業者であるセンタミン社がカナダのエンデバー・マイニング社からの株式での14億7千ポンド(18億9千ドル) の買収提案を断った。センタミン社は買収提案が同社のステークホルダーの認める価値に見合わなかったと明かした。

トロントに拠点を置くエンデバー社はその日の朝、センタミン社が操業している唯一の金鉱山であるエジプトのスカリ金鉱の発掘権取得のための計画を発表していた。エンデバー社はセンタミン社が話をする機会をさえ設けてくれなかったと明かしている。

エンデバー社によると、同社はセンタミン株1株に対し、自社株0.0846株の比率での交換を提案する計画だったようだ。これは通貨にして1株 約126.27 ペンスの比率となり、センタミン株の最終終値に13 %のプレミアムをつけた価格であった。

「提案はエンデバー社側のステークホルダーに比較的有利な内容となっており、センタミン社を合併することによって得られる価値を正当に反映していませんでした」とセンタミン社は語った。

近年の金鉱採掘業界では支出を控える傾向が続いていたが、最近になって世界中で事業の拡大を狙った買収が続いており、バリックゴールド社はアフリカのランドゴールド社を買収、アメリカのニューモント社はゴールドコープ社を買収している。

スカリ金鉱は2017年より生産量が減少している一方、センタミン社は同金鉱をエジプト初の近代型大規模金鉱だと位置付けている。

「エンデバー社へ統合されたら、地理的にも多様な数々のプロジェクトを抱えるより大規模な企業になるでしょう。これなら株主も納得するはずです」とAJ Bell investmentのディレクター、ロス・モールドは語る。

エンデバー社は西アフリカ中で鉱山を操業している会社である。同社はスカリ鉱山がより大きな企業の一部になることで利益を得られ、さらにLa Mancha社が主要な投資元となることも利点になると言う。La Mancha社はエギプトの億万長者であるナギーブ・サウィーリスが会長を務める未公開の金鉱山会社であり、ナギーブ一族はエンデバー社の筆頭株主となっている。

エンデバー社が初めてセンタミン社への興味を表明したのは2018年のことであったが、公式に提案を行ったのは先月のことである。同社は火曜日、センタミン社の取締役会がスタンドスティル条項なしでの話し合いを拒否したと語った。エンデバー社はこの条項によって戦略の選択肢が狭まるのを嫌った形だ。

「そのため本日、エンデバーは買収提案を公表しました。これにはセンタミン社のステークホルダーに提案について検討してもらい、さらに同社の取締役会とエンデバーとの間で友好的な合併についての話し合いができるように促す目的があります」とエンデバー社は明かした。

エンデバー社の提案が成功すれば、同社のステークホルダーが合併後の会社の52.9%を所有し、残りをセンタミン社のステークホルダーが所有することになる。

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