
アラブニュース
マルシュロレーヌは昨年11月、デルマー競馬場で開催されたグレード1のブリーダーズカップで優勝した。その時、一流の日本人調教師である矢作芳人氏は、まず最初にサウジカップを思い浮かべたと明らかにした。
カリフォルニアでの成功の後、6歳の牝馬には引退の可能性があった。だが、引退試合の舞台を提供するのは、リヤドのキング・アブドゥルアズィーズ競走馬術広場で2月26日に催される総賞金2,000万ドルのサウジカップとなる。
日本のスーパースターは最近、サウジカップへの出場を前に完全なトレーニングへ戻った。マルシュロレーヌは、地球上最も優秀なダートホース達と1,800メートルのレースで競うことになる。
昨年優勝したミシュリフ、日本のチャンピオンズカップを制したテーオーケインズ、米国で訓練を受けたマンダルーンは、アメリカ、ヨーロッパ、南アメリカやアジアからエントリーしているライバル馬のほんの一握りだ。
サウジカップ出場を決めたことについて、矢作氏はこう述べた:「ブリーダーズカップ・ディスタフの直後でした… もう一度走るなら、サウジカップが次のレースになるべきだと思いました。マルシュロレーヌには、ブリーダーズカップの後で引退という可能性がありました。」
「ノーザンファームしがらきで、疲労を和らげてゆっくり過ごす時間が必要でした。栗東トレーニング・センターにある私の厩舎へ戻ってきたのは1月27日です。」
日本で3度の優勝を収めた調教師の矢作氏は、アメリカでのマルシュロレーヌの勝利に驚かされた。だがリヤドでもう一度、そのレベルの走りを見せ、ラブズオンリーユーの引退試合に並ぶ結果を残せるよう願っている。ラブズオンリーユーはデルマーでの勝利の後、香港カップへ参戦して有終の美を飾った。
矢作氏は語った:「フィリー&メアターフに関して、ラブズオンリーユーはレースに勝つ力を十分持っていると思っていました。ブリーダーズカップのレースで勝った初の日本人調教師となれたことは感無量でした。マルシュロレーヌのディスタフ勝利を目にしたことは、正直なところ私にとっても、ちょっとした驚きでした。」
「まず何より、もうじき母馬になるマルシュロレーヌには安全にレースを終えてほしいです。競走が非常に厳しいものだとは理解していますが、ブリーダーズカップでのように十分な成績を収めてくれることを願っています。」