北京時事: 第24回冬季五輪北京大会は20日夜、北京市の国家体育場(愛称・鳥の巣)で閉会式が行われ、17日間の熱戦が幕を閉じた。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が閉会を宣言した。
日本勢は、冬季大会で最多を更新するメダル18個(金3、銀6、銅9)を獲得。新型コロナウイルス禍で調整に苦しんだ選手も多い中、同じくメダル数の最多を更新した昨夏の東京五輪に続いて高い競技力を示した。
大会は新型コロナの世界的な流行が依然として続く中、4日に開幕。大会組織委員会は選手、関係者と外部との接触を遮断する厳格な対策を実行し、競技運営に大きな支障はなかった。
その一方で、開幕してからフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手(ロシア・オリンピック委員会=ROC)のドーピング違反が発覚。スキャンダルの当事者となった15歳の選手が引き続き競技への出場を許され、大きな議論を呼んだ。
最終日のカーリング女子決勝で、ロコ・ソラーレの日本は英国に敗れ銀メダルだった。2位は日本勢の過去最高成績。
障害のある選手によるスポーツの祭典、北京パラリンピックは3月4~13日に開かれる。
次回2026年冬季五輪・パラリンピックは、イタリアのミラノとコルティナダンペッツォが共催する。
時事通信