• アル・アラク総裁はまた、ヨルダンの中央銀行総裁とも会談し、銀行および金融面での紐帯を強化する方策を議論した

アラブニュース

アンマン：10月1日、イラク中央銀行のアリ・モフセン・アル・アラク総裁はヨルダンのビシェル・ハサーウネ首相と会談した。ヨルダン・ニュース・エージェンシーが伝えた。

ハサーウネ首相は特に経済と銀行部門での協力拡大に注力する旨を強調した。

自身の7月のバグダッド訪問に触れて、ハサーウネ氏は両国が2国間の取り組みを通じて、あるいはヨルダン、イラク、エジプトの3か国協力枠組みの一環として複数の分野で協力を強化することで合意したと述べた。

アル・アラク総裁は先に、ヨルダンの中央銀行総裁、アデル・シャルカス氏とも会談し、銀行および金融面での紐帯を強化する方策を議論した。

両総裁は双方が関心を寄せる銀行の問題、中央銀行業務の進展、グローバルな金融政策の傾向について議論を交わし、さらに世界中で多くの中央銀行がインフレ圧力のために金融引き締め策を取っている現状を検証した。

シャルカス氏とアル・アラク氏は電子決済システムとサービス、金融テクノロジー、サイバーセキュリティ、職員のトレーニング、マネーロンダリングおよびテロリストの資金調達への対抗策の各分野における協力と知識交換のための合意に署名した。

シャルカス氏は両国間の経済的関係が着実に前進しつつあるタイミングで、この合意が結ばれた意義を強調した。

シャルカス総裁は、ヨルダンの銀行はイラク市場で地歩を築くことを視野に入れていると述べて、ヨルダンの銀行の4つの支店がイラクでの活動のための許可を得ており、2つの支店はすでに活動していると指摘した。

アル・アラク総裁は歴史あるヨルダン・イラク関係を称え、イラク中銀はヨルダンがデジタル化、金融分野のイノベーション、決済システムに関して有する経験から恩恵を得たいと希望していることを強調した。