カイロ:パレスチナの武装組織ハマスは土曜日、イスラエルの空爆でレバノンのヒズボラ指導者ハッサン・ナスララ師が死亡したことを受け、彼の死はイスラエルに対する戦いをさらに激化させるだけだと述べ、追悼の意を示した。
「占領による犯罪や暗殺は、パレスチナとレバノンの抵抗勢力の決意と主張を強めるだけだ。抵抗勢力は、殉教者の足跡をたどり、全力、勇気、誇りをもって前進し、勝利と占領の排除まで抵抗の道を追求するだろう」とハマスは声明で述べた。
彼の死は、イスラエルの攻撃が激化する中、ヒズボラにとって大きな打撃となった。また、テヘランが支援する地域的な「抵抗の軸」において、彼が大きな役割を果たしてきたことを考えると、イランにとっても大きな打撃である。
「抵抗の軸」とは、イランの支援を受け、同盟国であるハマスとイスラエルとの間で10月7日に戦争が勃発して以来、イスラエルへの攻撃を続けているヒズボラなどのグループを指す。
「我々は、同胞と抵抗勢力とともに、アル・アクサ・モスクを守るためのアル・アクサ・モスクの戦いに参加しているレバノンのヒズボラとイスラム抵抗の兄弟たちとの絶対的な連帯と支持を再確認する」とハマスは付け加えた。
また、イランが支援するパレスチナの別のグループであるイスラム聖戦は声明で、「遅かれ早かれ、レバノン、パレスチナ、そしてこの地域の抵抗勢力は、敵にその犯罪の代償を支払わせ、その罪深い手が成したことの敗北を味わわせるだろう」と述べた。
ガザ地区の人口は230万人で、その大半は内戦によって国内避難民となっている。ガザ保健当局によると、この戦争によって4万1500人が死亡している。
イスラエルとハマスは、10月7日にパレスチナの武装集団の武装集団がイスラエル南部に侵入して以来、戦闘を続けている。イスラエルの集計によると、この戦闘により1200人が死亡し、250人あまりが人質となっている。
ハマス幹部のサミ・アブ・ズハリ氏はロイター通信の取材に対し、ハッサン・ナスララ師の死がイスラエルとの戦いにどのような影響を与えるかという質問に対し、「ハッサン・ナスララ師の暗殺は抵抗の意志を挫くものではない。我々は占領が戦いに敗れると確信している」と述べた。
ロイター