
アラブニュース
ジェッダ:サウジアラビアで開催される中東初の女性ナビゲーションラリー「ラリー・ジャミール」が、駐米サウジアラビア大使のリーマ・ビント・バンダル・アール・サウード王女の後援のもと開催されることが発表された。
わずか数週間後の3月16日から始まるこのラリーは、サウジ女性のスポーツへの参加意欲を高めることを目的としている。
リーマ王女による後援は、サウジのビジョン2030の大望の下で行われる。このラリーは、サウジアラビア自動車・オートバイ連盟の認可を受け、FIAウィメン・イン・モータースポーツ委員会の支援を受けている。
リーマ王女は、サウジアラビアのスポーツ振興に携わった経歴を持ち、過去にはサウジ総合スポーツ庁の女性担当副長官として、国内全体の女性や子どもを対象とした政策やプログラムを企画した。
その後、開発計画担当副長官に昇進し、大衆参加連盟の会長に任命されたことで、同国のマルチスポーツ連盟を率いた初の女性となり、駐米サウジ大使に任命されるまでその職務を担った。
リーマ王女は、国際オリンピック委員会女性スポーツ委員会のメンバー、および、サウジアラビア・オリンピック委員会のメンバーでもある。
「女性が日常生活の中で情熱を追求できるよう力づけるために、サウジアラビア全土で行われている前向きな歩みに光を当てる、この世界初のラリーに携われることを光栄に思います」と彼女は話した。「また、このような機会を国内だけでなく、地域や世界中の女性たちに提供できることは素晴らしいことです。参加者の皆さんには、この素晴らしい国のもてなしと美しい風景を楽しみながら、真にユニークな体験を味わっていただけると自信を持っています」
アブドル・ラティフ・ジャミールの副社長兼副会長であるハッサン・ジャミール氏は、「王女殿下のような地域の先駆的な女性たちの関心が高まれば、間違いなくすべてのスポーツが恩恵を受けると信じています」と述べた。
3月16日から19日にかけて行われるこのラリーには、サウジアラビア、GCC、そして世界各国から最大30組の女性ドライバーとナビゲーターが参加する。ラリーは、北中部の都市ハーイルを出発し、アル・カシムを通り、隠れたチェックポイントや課題を経て、首都リヤドに向かう。
「リーマ・ビント・バンダル・ビン・スルタン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード王女殿下に承認、およびラリーを支援いただけることを光栄に思います」とジャミール氏は述べている。「王女殿下の後援は、サウジアラビアの進歩性と、変革のためのビジョン2030の枠組みに沿った女性の地位向上に対する見方を示すものです」