




ダイアナ・ファラー
ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)の「いけばな小原流」が3月27日、桜の季節恒例の生け花教室を開催し、フレッシュな桜の枝が展示された。
生け花教授の大木春慧氏が授業を行い、このフレッシュなピンク色の植物を使って参加者たちに日本の生け花の実践を教えた。
輸入された桜の花がすべてのアレンジメントに使われ、生徒たちは花を通して自由に芸術作品を創造した。
桜の生け花教室は人気が高く、2019年から毎年実施されている。UAEでは日本文化がかなり浸透しており、食から文化に至るまで、UAEの人々は日本で見られるシンプルさとミニマリズムに心を奪われている。
UAE国民の一人、アスマ・アルアリさんはアラブニュース・ジャパンに対し、自身の生け花初体験について次のように語った。
「日本大使館のインスタグラムでこの教室の投稿を見て興味を持ち、登録しました」
西洋で見られるような伝統的な花束とは異なる、生け花の背景にある日本の芸術を体験してみたかったという。
「(生け花には)いくつかの技法がありますが、シンプルであることが全てです」と、彼女は付け加えた。「日本の文化や、日本人の花に対する考え方を学ぶのは、とても興味深いことです」
アルアリさんは学生時代から日本語を勉強しており、中級レベルの日本語を話す。「最近日本を訪れましたが、茶道や、他の多くのコンセプトがとても気に入りました」と、彼女はアラブニュース・ジャパンに語った。
オーストラリア人のレナータさんは、以前に一度、生け花教室に参加したことがあり、とても楽しんだと言う。
「桜の季節にはとても馴染みがあり、その季節に行われるセレモニーは本当に素晴らしいものだと思います」と、彼女は話した。
「いけばな小原流」は3月26日にもアブダビで同様のテーマの教室を開催し、満席となっていた。
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