• ザイード・スポーツシティの柔術アリーナで5月6日から8日まで開催される年次競技会で、出場者たちは総額およそ225,000ドルをかけて競い合う

アラブニュース

アブダビ：世界で活躍する柔術家たちがUAEに集結する。

ザイード・スポーツシティの柔術アリーナで5月6日から8日まで開催される大会はユース、マスターズ、プロフェッショナルカテゴリーに分かれており、全ての出場者はランキングの向上と賞金総額225,000ドルの一部を手にすることを目指す。

世界中のチームやアカデミーから集まった男子・女子選手たちが、地元や国内外の選手たちに門戸を開く本大会で競い合う。出場希望者多数のため、アブダビ柔術プロが組織しUAE柔術連合が主催したトーナメントへの登録は、5月3日に締め切られたばかりだ。

ユース部門とクイーンオブマットクラスの試合は初日に行われ、2日目にはマスターズとキングオブマットが行われる。多くの注目を集めるプロフェッショナルラウンドは最終日だ。

AJPのタリク・アル・バーリ局長は「この大会は、世界で最も権威のある選手権を開催するという、UAEとアブダビの目覚ましい成果を示すものです。

国内外のエリート選手たちが出場することを考えると、世界で最も権威のある柔術大会であることが改めて証明されました。

特にキングオブマットとクイーンオブマットに向けて、本大会には世界トップランクの選手たちが集まるので、柔術アリーナではハイレベルな戦いが見られます」と言った。

UAE出身の世界王者オマール・アル・ファドリ選手は、UAE代表としてアラブ出身選手として初めて、今大会最も注目を集める試合の一つとなるキングオブマットのトーナメントで、今週試合をすることになる。

ファドリ選手は言う「キングオブマットで試合することは全てのUAE出身者の夢です。これは世界最強の最もタフな柔術家と試合するということで、このような環境に慣れていてマットの上で多くの経験を積んでいる柔術家たちです。

今大会に向けてずいぶん前に準備を始めました。世界の伝説的な柔術家たちがこのトーナメントで試合をするので、柔術の専門家として最高の技術を学べる機会です。準備という点で選手たちは肉体的にも精神的にもピークを合わせてきているはずです」

プロフェッショナルカテゴリーに出場するザイード・アル・カティリ選手は、かつてアブダビ・グランドスラムに出場し勝利している。ただ試合をするためではなく、かつての功績を再現するために戻ってきたのだ。UAEの皆さんの前で勝利できたら特別な気分になるでしょうね、とカティリ選手は言った。

「私の目標はトーナメントで戦うことだけではなく、自分自身の技術的なレベルを引き上げてくれる意味のある結果を残し、それによって今後更に大きな成果、特に中国で行われるアジア大会でUAE代表として出場する際の成果に繋げたいです」とカティリ選手。

別のUAE出身の出場者バルキス・アル・ハシェミ選手は言う「私たちはたくさんの経験が積めます。このトーナメントは私たちの準備を次の段階へ進め、成功を掴みとる大きな足掛かりになります。UAEの選手が格闘技でランキング最上位に上り詰める能力があることを証明することになります」