


アラブニュース・ジャパン
スウェーデンのマーカス・エリクソンは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで、「スニーキー・スウェード」の名に恥じない劇的な勝利を収め、ホンダにとって15回目となるインディ500の優勝を飾った。
エリクソンは、チップ・ガナッシ・レーシングの一員としてレース終盤にトップに躍り出た。しかし残り10周でチームメイトのジミー・ジョンソンのクラッシュにより赤旗中断となり、後続に追いつかれて残り2周の勝負にもつれ込んだ。
「ホンダのパワーがあったからこそ、このような結果が出せました!だから本当に、心から感謝しています。信じられないような気分です。ガナッシの車でもホンダの車でも、今月はずっと好調でした。正直なところ、僕たちは倒すべき存在だったんです。ヴィクトリーレーンに立てたのは、まさに夢のようです」とエリクソンは語った。
スポットライトの当たるヴィクトリーレーンは、ホンダの車を採用したチップ・ガナッシ・レーシングにとって遠い場所ではなかった。この日、チームは200周のうち合計163周をリードした。スコット・ディクソンは95周をリードし、インディ500歴代トップのラップリーダーとなった。
ディクソンはレース終盤にピットレーンでスピード違反のペナルティを受け、2021年チャンピオンのアレックス・パロウが9位、自身は21位でフィニッシュした。
2013年のインディ500勝者であるトニー・カナーンは、この日3位でフィニッシュした。また、2016年のインディ500勝者であるアレクサンダー・ロッシが5位に食い込む一方、4度制覇した王者、エリオ・カストロネベスが27位から7位に、2019年王者のサイモン・パジェノは8位でフィニッシュした。