アラブニュース
ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)は国際宇宙ステーションで6か月のミッションに参加することになる初のアラブ人宇宙飛行士としてスルタン・アル・ネヤディ氏を選出したと、ドバイ・メディア・オフィスが月曜日伝えた。
2018年に4000人以上の候補者から選抜されて同国初のアラブ宇宙飛行士の2人の内の1人となったアル・ネヤディ氏は、2023年にミッションを開始する。
今回の事業でUAEは宇宙に長期ミッションを送る11か国目の国となると、ドバイ・メディア・オフィスの声明は述べた。
UAEの大統領のシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子殿下はアル・ネヤディ氏の選出を祝い、「この歴史的な節目を可能としたのは、UAEの急成長する宇宙プログラムという強力な基盤である」と述べた。
UAEの副大統領であるシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下はアル・ネヤディ氏は若者の模範であるとし、「宇宙こそUAEにとってふさわしい居場所であり、彼は我々をその高みへ連れて行ってくれる」と語った。
アル・ネヤディ氏は、ハザ・アル・マンスーリ氏がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのソユーズロケットに乗って宇宙へと打ち上げられ、国際宇宙ステーションで8日間を滞在して以来、宇宙に飛び立つ2人目のUAE宇宙飛行士となる。
アル・ネヤディ氏は、フロリダのケネディ宇宙センターから2023年前半に打ち上げられるスペースX Crew-6ミッションに参加する予定だ。